
今回の記事は、ベルセルク第10巻65話『ウィンダム潜入(1)』の考察をしています。
消えゆく意識の中で、グリフィスが思い描くものとは……!?
考察記事は、『父』と『息子』の二人の会話形式で成り立っているので、楽しんでください。
それでは本日も張り切って参りましょう。
なお他の記事において、考察の会話を、各回ごとに述べています。
以下のリンク先から一覧に戻ることが出来るので、お時間があればぜひご覧ください。
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ベルセルク考察!!謎を各話ごとに徹底追及!!
第10巻65話『ウィンダム潜入(1)』の考察!!
今回の話では、まずグリフィスの心情描写が描かれていて、その中に次のような表記がある。

あいつだけが まるで闇夜の雷の様に
鮮烈にオレの中に浮かび上がる
そして繰り返し繰り返し
津波のように押し寄せる無数の感情
憎悪 友愛 嫉妬
空しさ 悔しさ いとおしさ
悲しみ 切なさ 飢餓感
渇望し去来するいくつもの感情
そのどれでもない
そしてすべてを内包した
巨大な激情の渦
それだけが
無感の中 消え入りそうになる意識を
くさびとなってつなぎとめる
要はグリフィスは2つのことを言いたいんだろうね。『ガッツだけが、闇夜の中で浮かび上がる』ということと、『すべてを内包した巨大な激情の渦だけが、消え入りそうになる意識をつなぎとめる』ということ。
うん。そう言うことだと思う。でもさ、何か辻褄があっていないように感じる。
もし『ガッツ』が『闇夜で浮かび上がる』なら、『消え入りそうになる意思』をつなぎとめるのも『ガッツ』だとは思わない? なのにここには、『消え入りそうになる意識』をつなぎとめるのは『すべてを内包した巨大な激情の渦』ってことになっている。これはどういうことなのかな?
単純に考えれば、『ガッツ』=『すべてを内包した巨大な激情の渦』なんじゃないかな?
ガッツは個人だよ? 同じ意味だったとして、『すべてを内包』することなんてできる?
グリフィスにとって、ガッツはそれだけ大きい。ということを表現しているんじゃないかな。グリフィスがガッツに対して抱く感情の種類は、無数にある。だから、『すべてを内包したガッツへの巨大な激情の渦』が『消え入りそうになる意識』をつなぎとめる。こう考えればつじつまはあうんじゃないかな?
……何となく理解できた気がする。他に気になったのは、ウィンダムへの抜け道を抜ける際に、先陣を切るのがキャスカだったことかな。
ガッツがしぶってたね。「大将が敵地に乗り込むのはまずいんじゃないか」って。

うん。でもさ。もし本当にキャスカが心配なら、ガッツは一番最初に抜け道に入っていきそうなものじゃない? ガッツの性格から考えても「どけ。俺から先に入る」って言いそうなものだけど。
ふむ。この場面で、ガッツはキャスカに、大将(キャスカ)が敵地に乗り込むことに関して説得されている。「作戦に私情ははさむな」とキャスカは言っている。……でも、その説得をされたとしても、キャスカが一番最初に抜け道に入る必要はない。つまり、ガッツが先陣でも構わない。ってことか。

うん。そう考えると、ガッツのらしくなさが出ている気がする。……キャスカにほだされて、いつもの勢いを失ったか!?
まぁ、二人は恋人っぽくなったばかりだしね……。ガッツももしかしたら、無意識にキャスカをたてようとしたのかもしれない。あるいは、行く先は抜け道なのだから、敵はいないと判断したのかもしれない。あるいは、キャスカの背中を守ろうとしたのかもしれない。この時の心情はガッツにしかわからないけど、もしガッツなりの考えがあったなら、それは男としてのものなのか、戦士としてのものなのか。……気になるところだね。
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まとめ
いかがでしたか?
今回は、”【ベルセルク考察】10巻65話『ウィンダム潜入(1)』” について紹介致しました。
今回の紹介で、ベルセルク第10巻をもう一度読み直そうとする人や、初めてベルセルクを読もうとする人のための情報として、そこそこご理解頂けたのではないかと思います。
今日も私のブログ “【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ” にご来訪頂き本当にありがとうございます。これからも頑張りますので、お付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
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