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【ベルセルク】キャスカ幼児退行化の本当の原因は何!

キャスカが幼児退行化してしまった原因は、蝕でのグリィフィスことフェムトにより、陵辱受けたからだという意見が掲示板などに圧倒的に多く掲載されています。また僕自身自分の書いた別記事【キャスカ蝕『見ないで!』の本音と幼児退行化を根拠に基き考察する!】で、キャスカの幼児退行化の原因は、蝕におけるフェムトによる陵辱が一因となっているということを書いているのですが、本当でしょうか?

 

 【あどけなさの残るキャスカ】

今日は『【ベルセルク】キャスカ幼児退行化の本当の原因は何!』と題して、その根本原因について考察してみようと思います。

 

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1.幼児退行化の定義

まず、幼児退行化の定義ですが、よくあるのが子供の赤ちゃん返りです。弟や妹ができたことで、それまで独占していた母親が自分から離れてしまったと感じたときの子供が、甘えて、親の言うことをきかなくなるなど、手がかかるようになってしまう現象です。

 

悪いことにこれは、子供だけでなく大人にもおこるケースがあるということです。自律し、責任をもって仕事についている大人が幼児のようになってしまうのです。まさしく今のキャスカの状態がそれだといえるのではないでしょうか。

2.幼児退行化の原因は?

けれどその原因はどこにあるのでしょうか。

 

過度のストレスや精神的ダメージに晒されて弱くなってしまった自分を守って欲しい。そんな欲求の現れでもあるようですが、幼児期の心理と体験が大きく影響していることは、あまり知られていないかもしれません。

 

その幼児期とは、3~4歳頃であり、その年令の頃の親の対応が幼児の精神の奥底に根付いてしまうのが原因といわれています。

 

そういえばベルセルク第6巻『キャスカ(2)』でキャスカが自分の家族についてガッツに回想する場面があります。そして、その場面で、自分が貧農の出身で6人兄弟の末娘であったことを述べています。

 

食べるものにもこと欠き、餓死者を家族から出なかったのが不思議なくらいだと述べています。

 

故郷の土地は痩せており、カラス麦が取れる程度の荒れ地であったそうです。さらに実家のある場所は国境にあり、戦の軍資金だとかなんとかといわれて、税は搾り取られるだけ取られる、そういうのが当たり前の日常であったと述べています。

 

であれば、親や兄弟が末娘のキャスカに構っていられる余裕は経済的にも、時間的にも、心的にもなく、キャスカは毎日、我慢するのがあたりまえ、一人でいるのがあたりまえであったろうことは容易に想像がつきます。

 

つまり、親が、忙しさのあまり、何かをしながらの「ながら世話」をキャスカにしていたり、適当にあしらっていたり、話を聞いてもらえなかったりしていたと思われます。そうした体験等がキャスカの育ちに大きく影響していると思うのです。

 

しかも貧農であれば、親がキャスカを虐待したり、親がアルコール依存症であったり、夫婦仲が険悪な関係であったりといった家庭環境で育ったとも考えられると思うのです。

 

であれば、キャスカは褒めてもらえなかったり、自分を肯定してもらえなかったりなど、自分の存在や言動を認めてもらえなかった幼少期を過ごしたと憶測できるのではないでしょうか。

 

成長著しい幼少期は、親の愛情がとくに必要な年頃です。親が子供を肯定してあげることが必要な時期です。

 

それにも関わらず、たっぷりと愛情を注いでもらえなかった経験を持ってしまうと、その満たされない欲求は、大人になっても無意識のうちに残ってしまうそうです。

 

キャスカも親の愛情を受けたくてもできなかった。このため、大きくなってから長期的なストレスやプレッシャーにさらされた蝕において、それがトリガーとなり、現実逃避として自己防衛機制が働いたということだと思います。

 

無意識で心の安定をはかろうと、自我によって防衛を行う行動にキャスカは出ざるを得なかったのではないでしょうか。

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3.ガッツとの共通点 

同じことはガッツにもいえます。ガッツも生まれながらにして天涯孤独の身でした。母親の死と共にその骸(むくろ)の下で産声をあげました(コミック第3巻『黄金時代(1)』)。冷徹な育て親のガンビーノからは愛情というものをもらっていません。そして幼少時からガッツは戦いに明け暮れるのでした。

 

また、キャスカは12歳のとき口減らしのため貴族に売られます。けれど、その貴族がキャスカを手に入れようとしたのは、まだあどけなさの残る12歳のキャスカに対する辱めをするのが目的でした。

 

この点もガッツとキャスカは似ています。

ガッツは、九歳のころ育ての親ガンビーノによって傭兵仲間のドノバンに銀貨3枚で売られ、人としての尊厳を踏みにじられています。

 

このように、機能不全な家庭で育った子供は、心身を十分に守られず、愛情を受けることができず、さらには十分な教育を受けられずに成長してしまいます。その結果、成人してからも社会や人間関係に上手く馴染めなかったり、子供時代の心的外傷に苦しみ続けたりすることになるのです。

 

そういえば、鷹の団の団員にいた頃のキャスカは、紅一点とはいえ周囲の者とあまり仲が良かったとはいえなかったように思います。女でありながらも千人長という立場にありましたが、怨みや嫉妬も買ったでしょう。

仲間でいながらも敵も少なくなかったのではないでしょうか。このように女でありながら男と同等いやそれ以上にやっていくには、精神的な強さと頭の切れが半端でないとできないと思われます。よって、その重圧は相当なものであったといえるのではないでしょう。

 

ガッツも鷹の団にいた最初の頃やはり仲間と打ち解けることができませんでした。

4.ガッツとキャスカの違い

では何結えにガッツはキャスカと同じに蝕を生き延びたにも拘わらず、幼児後退化せずにいられたのかというとやはり生まれ持ったこころの強さの違いというものもあったでしょう。けれど、それ以上に3歳にして傭兵団の首領であったガンビーノから死ぬ程の特訓を受けたことにより、精神が人一倍強くなったお陰だと思うのですがいかがでしょう?

 

心の障害は誰にも見えません。本人も無意識であるため、大人が幼児退行化してしまった場合、その問題の根本的な解決をするには、欲求が満たされなかった幼児期よりも何倍も長い時間が必要になる事が多いようです。なので、こころの底に潜む根深い問題といえると思います。

5.今後どうなるか?

現在のヤングアニマルでは、キャスカの記憶を取り戻すべくシールケとファルネーゼがキャスカのこころの旅にでます。しかし、キャスカの記憶が蘇ったとしても、根底のところで改善されない以上、つまり、幼少のころの欲求が満たされない以上、いつまたキャスカが幼児退行化現象を発するかわからないといえるかもしれません。

 

そして、現代のカウンセリングに相当するものが、パックの妖精郷に長くいることに通じるものだとして、ガッツがそのことを理解した場合、ガッツやその仲間たちがどのような行動をとるでしょうか?

 

ベルセルクが「狂った戦士」という意味である以上、ガッツは死ぬまで戦い続ける定めにあります。また、ガッツは、キャスカを一人置いていくことはしないと心に決めています。そうなると、キャスカを妖精郷においてガッツ一人が妖精郷を後にすることはあり得ないでしょう。キャスカを含めた仲間達との終わりのない旅がまた始まるのだと思います。

キャスカが心を取り戻すかどうかも、気になるところです。
昔、セガ・エンタープライゼスが発売 した家庭用ゲーム機であるドリームキャストでベルセルクのゲームがあったんですが(千年帝国の鷹編 喪失花の章)、このゲーム内で一瞬だけキャスカが正気に戻るシーンがあります。

キャスカが穏やかな表情で見つめながら一言、「ガッツ…」と言ったシーンです。そのゲームの内容ですが、セガのオリジナル作品とはいえ、キャラクターやストーリーには原作者の三浦氏が監修しています。そして、スケリング島でキャスカは記憶を取り戻し、ガッツに対する態度も一瞬ですが柔和なものでした

まぁ読者としては、あんなに大変な思いをしてスケリング島まで行ったのに、キャスカが復活してくれないと、後味悪いですし、漫画やアニメでもキャスカが復活することは間違いないでしょうね。

 

 

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6.まとめ

 今日は、『【ベルセルク】キャスカ幼児退行化の本当の原因は何!』について述べさせていただきましたが、いかがだったでしょう。

幼少期の頃の親との関わりがどれだけ重要で大切なものという結論でしたが、貴方の疑問にお答えできましたでしょうか。

今日も僕のブログ”【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ”にご来訪頂きありがとうございます。

これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願いします。

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コメント

  1. より:

    私は、キャスカが精神退行したのはフェムトに凌辱された事が直接的理由ではないような気がします。
    キャスカが犯されそうになる度に、使徒達に襲われる場面がトラウマとしてフラッシュバックしますが、何故かフェムトの場面はフラッシュバックしない。フェムトに凌辱された事が最も苦痛でトラウマなら、それがフラッシュバックして蘇るべき…なのにそうならないのが不可解に思うのです。何か作者の意図があるのかと勘ぐりたくなるわけです。
    少なくともキャスカはフェムトよりも使徒達の方が嫌だったのでは、と思います。

    • soakan より:

      鴨様
      コメント頂きありがとうございます。

      なるほどストーリーの展開だけでなく画像もきちんと視られているのですね。画像にも作者の意図が含められていることが少なくないと思いますので、私も画は注視するようにしています。

      確かに鴨様のおっしゃるとおり、キャスカが使徒達に襲われる場面がトラウマとしてフラッシュバックしている部分はありますが、フェムトについてのものはありませんね。

      そういう視点から理解を深められている鴨様に脱帽です。

      これからもびしばし辛辣なご意見を頂けますとブログの質があがりますので、今後もご意見を頂けますと嬉しいです。

      では失礼します。