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三浦建太郎別作『王狼』こんなに面白かった!そのあらすじと感想

今回は、三浦建太郎先生別作の『王狼(おうろう)』のあらすじと感想について述べてみたいと思います。題して、三浦建太郎別作『王狼』こんなに面白かった!そのあらすじと感想です。

三浦建太郎先生といえばその代表作は言わずもがなベルセルクですが、三浦先生の別作も結構面白いです。

これまではベルセルク以外に興味はなかったのですが、浮気心と好奇心で別作を読んでみたところ、先に寄稿したギガントマキアと同様、王狼も結構面白かったので、記事を投稿してみた次第です。

原作付きですが、三浦先生の本領発揮ということでしょうか?若いころから天賦の歳があったことがよくわかる作品だと思います。

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1.主な登場人物

1-1.伊波健吾(いばけんご)

本作品の主人公。二年連続剣道日本一の少壮気鋭の歴史学者。シルクロードでの単独調査中にタイムスリップにより、13世紀のモンゴル、ジンギス・カンの君臨する時代で奴隷闘士として生きる。

ジンギス・カンに伊波の剣技が認められてジンギス・カンの家臣となる。故あってジンギス・カンと死闘しジンギス・カンを倒すも、名誉を重んじるジンギス・カンは屈辱に耐えかねて自害する。そして、伊波はジンギス・カンの代わりとして王狼の称号を名乗る。

1-2.京子

伊波の恋人。姿を消した伊波への思いを断ち切れず自分もシルクロードに行く。奇しくも京子も伊波がいる13世紀モンゴルの時代にタイムスリップし伊波と再会する。二人の間に男子をもうけるが、京子一人だけが現代にタイムスリップして戻ってしまう悲運の持ち主。

1-3.ジンギス・カン

時代は違うものの伊波と同じに日本から13世紀のモンゴルの時代にタイムスリップしてしまった源義経のこと。タイムスリップする前に最愛の妻子を亡くしてしまう。

後妻を娶(めと)ろうともせず、乱世の世において一代にしてモンゴル帝国の王として君臨する。

伊波と京子との間に生まれた男子を自身の子として召し上げようとすることで伊波と対立し、二人は死闘を繰り広げるが伊波に敗れ自害する。

1-4.武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)

源義経の右腕として辣腕(らつわん)を振るう。ジンギス・カンこと義経と一緒にタイムスリップしてしまう。弁慶は右腕だけの隻腕だが、片腕だけでも普通の武士の数倍もの力を発揮する。

伊波のよき理解者であるものの、ジンギス・カンから伊波殺害の命を受けて伊波と戦うことになる。

1-5.謎の黒雲

伊波、京子、源義経、弁慶他をタイムスリップして彼らを13世紀のモンゴルに時の壁を越えて、転送してしまう謎の黒雲です。原因は一切不明ですが、京子だけが現代と13世紀のモンゴルとの間を往復しています。

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2.あらすじ

剣道で2年連続日本一になった歴史学者の伊波健吾は、一人シルクロードでの調査に向かいます。

しかし、その最中に謎の黒い雲に巻き込まれ、13世紀のモンゴル、ジンギス・カンの君臨する時代にタイムスリップしてしまいます。そこで、伊波は奴隷闘士として、その世界で生きていたのです。

シルクロードに行ったきり消息を絶った伊波の手掛かりを求めて、伊波の恋人・京子は、シルクロードを訪れます。

そして、京子もシルクロードで伊波同様13世紀のモンゴル、ジンギス・カンの君臨する時代にタイムスリップし、時を越えてしまいます。

運命のいたずらでしょうか?倶然が重なり、京子は、奴隷闘士として生き抜いていた伊波に出会います。けれど、再会を果たした伊波と京子の前には、過酷な運命が待ちわびていました。

京子は伊波との間に男子をもうけます。ですが、ジンギス・カンにその子を召し上げられてしまったのです。

ジンギス・カンは、平安時代末期の武将、源義経でした。彼も家臣の武蔵坊弁慶と共に13世紀のモンゴルにタイムスリップしていたのです。

ジンギスカンは、日本に残して来てしまった無き妻子を忘れることができず、モンゴルにおいて後妻をめとろうとしませんでした。

けれど、モンゴル帝国の跡取りを必要とした彼は、伊波と京子との子である大和の血を受け継いだこの幼子(おさなご)を王の子にすることを考え、二人からその子を奪うことを弁慶に命じます。

主君の命は絶対である時代、家臣の勤めを自身の気持ちとは裏腹に果たさなければならなかった弁慶は、伊波と対決することになりますが伊波に負けてしまいます。

そんな中、伊波と弁慶の対決前、赤子がジンギス・カンに奪われてしまったことを伊波に知らせに来た京子と伊波の前に再び例の謎の黒い雲が出現します。

伊波は、赤ん坊を取り返して3人で現代に戻ることを京子と約束します。そして、京子には黒い雲の下に先に行っているように言うのでした。

弁慶との戦いに勝った伊波は、さらにその後、ジンギス・カンと剣を交えることになるのですが、剣道の構えで対戦し勝利します。

敗れたジンギス・カンは、モンゴル帝国の王は不敗でなければならぬと言って自害します。ですが、その際に自分の代わりにジンギス・カンとして伊波に生きることを託します。

ジンギス・カンの存在が無くなることは歴史を変えることになると悟った伊波は、モンゴルに残る決意をします。

そのため京子と交わした約束を果たすことができず、愛する京子だけを黒い雲で現代に送ることになります。そのとき伊波は、自分たちの子供を必ずや祖国日本に帰すことを京子に告げるのでした。

そして、自身は王狼として、ジンギス・カンの代わりにモンゴル帝国建国のために尽くすことに決め、ジンギス・カンの死が伊波の知っていた史実と異なるようになることを避けようとするのでした。

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3.感想

『王狼』は、三浦建太郎が1989年に『ベルセルク』の連載より少し前に描かれた作品です。そのためでしょうか?派手なアクションで敵をぶった切るところは、ベルセルと似た感じで、剣を振り回すシーンが続出します!

剣道で2年連続日本一になった伊波です。よって、13世紀のモンゴルにおける強敵だろうと伊波には敵(かな)わず、その戦いぶりには目を見張るものがあります。その猛将ぶりは、ジンギス・カンこと源義経や義経の右腕である武蔵坊弁慶にさえも勝るものでした。

ただジンギス・カンが自害した後、ジンギス・カンの代わりに伊波が王狼に君臨するとした決意は、自身が愛した京子との別れというやるせない犠牲のもとに成り立ったものでした。

たとえジンギス・カンが実際よりも早く死んだことに起因して、歴史が大きく変わったとしても、僕が伊波であったらその選択はないと思います。

そして、王となったからには、自分のことは勿論、伊波と武蔵坊弁慶の友情、数多(あまた)の家臣やその家族の今後を考えると、さまざまな葛藤の上に色んな人間ドラマが、伊波にのしかかってくるわけですから、その責任の重さを考えますと如何に彼が強靱な心身の持ち主であったかということがわかります。

伊波は自分がここで京子と一緒に現代に戻ったならば歴史が変わってしまい、未来の日本が変わることを避けようとしたために、最愛の京子との別れを苦渋の思いで選択したわけですが、そんなことのできる人がこの世にどれだけいるでしょう?

しかし、伊波はモンゴル帝国に残り、自分がジンギス・カンとして生きることを選択します。そして、京子との間でもうけた息子をフビライ・ハンと名付けて、日本にいつか必ず帰すことを決意するわけです。

ですが、元寇で指揮を取ったフビライ・ハンは、ジンギス・カンの子ではなく孫にあたることは歴史が語る真実です。このため、僕にすれば何々何???と、違和感を持った次第です。

その辺りのことは、原作者の武論尊も知ってのことであり、フビライがジンギス・カンの子であろうと孫であろうと世代的には許容範囲であると判断した上での選択であったと、当時の月間アニマルハウスの担当者とのインタビューで述べています。

物語では、フビライによる元寇は、モンゴル帝国が日本を攻め入るためのものではなかったことがわかります。物語では、元寇は、フビライを祖国日本に戻そうとした父ジンギス・カン(伊波)の切望実現のためにフビライがしたことと受け取れるでしょう。

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海外でジンギス・カンが源義経だったと主張したらきっと笑われるでしょうが、フィクション的には面白いと思います。

キレイに完結するにはこうするしかなかったからかもしれませんが、ストーリー的には読み易かったですし、読後感も納得のいく終結という感じでしょうか。

ただ、ジンギス・カンとなった伊波の今後の活躍を次巻に期待したのですが、それについては『王狼伝』で記載されているみたいですので、早速王狼伝を読んでみようと思いました。

王狼は掲載から30年以上経った今でも色褪せない内容だと思います。ガチガチの歴史漫画として読むと、フビライがジンギス・カンの子ではなく孫だったという点はおかしいですが、この部分を除いては、エンタメ作品としては面白いですし、歴史漫画に興味がなくても引き込まれることは請け合いでしょう。

まだ二十代の漫画家である三浦建太郎先生の作品としては当時から凄いタッチで描いた作品だと感心しました。

SFでは在り来たりなストーリーで見向きもされない展開かもしれません。ですが、緊張感とモヤモヤした気持ちを払拭する点で大したものだと思います。

三浦先生の天才的な「画力」と「話作り」に頼っている部分が大きいことを否定できないのではないでしょうか。

三浦建太郎先生の素晴らしさを証明した作品だと思いました。

キャラクター一人一人の丁寧な描き方や各コマの隅々にまで行き届いた目配りと書き込みが当時からのものであったと感激します。このためストーリー的にはありきたりの内容なのにドラマチックに最後まで読んでしまった次第です。

ベルセルク同様、力業の連発だと思います。

なお、原作者の武論尊とデビュー後間もない三浦建太郎先生とでは、社会における評価の差が歴然としており、本当はもっと別の視点から描きたい部分も三浦先生にはあったと思うのです。

ですので、武論尊という型に嵌められない三浦ワールドの観点からこの作品を描いたらどうなったでしょうか。

原作者が違うと枠に嵌められる苦しさがあると思うのですが、だからこそ、後のオリジナル作品であるベルセルクで三浦ワールドが大爆発したのではないかと思います。

原作付きである漫画家としては、地団駄を踏んだこともあったでしょう。ですが元ネタでは描写されていない緻密な書き込みや伏線を加えることに三浦先生は面白さを感じながら描いていたのかもしれません。

いずれにせよ読んで後悔しない作品だと思います。

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4.まとめ

いかがでしたか?

 

今回は、【三浦建太郎別作『王狼』こんなに面白かった!そのあらすじと感想】について紹介致しました。

 

今回の紹介で、三浦ワールドの別世界『王狼』について興味のある方への情報として、そこそこご理解頂けたのではないかと思います。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

今日も僕のブログ【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログにご来訪頂き本当にありがとうございます。

これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

 

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