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三浦建太郎別作『王狼伝』こんなに面白かった!そのあらすじと感想

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前回『王狼』のあらすじと感想についての拙稿を投稿したわけですが、前回の王狼の続きとなる『王狼伝』があります。

王狼伝は、ジンギス・カンこと伊波健吾の息子フビライについての物語といっていいでしょう。

まずは王狼伝での主な登場人物について、王狼では述べなかった人物について述べたいと思います。

1.主な登場人物

1-1.フビライ

本作品の主人公。ジンギス・カンに代わってモンゴル帝国を築いた伊波健吾の実子。幼少時は武人よりも文人としての才覚があると周囲の者からは思われていた。

しかし、父ジンギス・カンから教育係に任命された弁慶との二人三脚によって武人としての才能も発揮するようになる。

13歳にて蛮族あがりの千戸の兵を父ジンギス・カンから与えられ、正規軍五千戸をもってしても落ちなかった難攻不落の砦を落とす。

また、20世紀からタイムスリップしてきた中国の戦車と兵をも後に日蓮上人と名乗る齢(よわい)5歳のリッショウと組んで打ち破る。

1-2.リッショウ【日蓮上人(にちれんしょうにん)】

一歳で書を読み三歳で万葉集の文字を書いたとされる大天才。常人には思いつかない奇抜なアイディアを打ち出してフビライの名参謀となる。

仏像と話す能力があり、日本に帰りそこで多くの民を救済することを仏像から求められる。

そして、フビライと日本で出会うことを約束して日本に向けて旅立ち、その旅立ちの船上にて、ジンギス・カンであった伊波健吾と出逢い二人の故国日本に帰国する。

1-3.中国軍の戦車

中国軍の4台の戦車とその兵隊は、伊波たちと同様20世紀の世界から13世紀のモンゴルにタイムスリップする。

騎兵数万戸のモンゴル兵に匹敵する戦車一個中隊であり、歴史を変えても自分たちの欲望を優先する輩からなる。

歴史は強い人間によって変えることができると言い放っている彼らの良心にジンギス・カンの訴えは届かず、ジンギス・カンと一戦を交えることになる。

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2.あらすじ

ジンギス・カンの存在が無くなることは歴史を変えることになると悟った伊波は、京子と別れてもモンゴルに残る決意をします。

そして、王狼としてモンゴル帝国建国のためにジンギス・カンとして君臨することを決め、ジンギス・カンの死が、伊波の知る史実と異なるようになることを避けようとするのでした。

伊波ことジンギス・カン(以下「ジンギス・カン」)には、最愛の女性京子との間にもうけたフビライがいました。

ですが、フビライは、武人としてよりも文人としての才があると周囲からは思われていました。けれど、ジンギス・カンは、フビライが王狼の子である以上武人としての生き方しか認めませんでした。

しかし、剣道で連続日本一になった伊波健吾の血筋はフビライにも受け継がれており、フビライ5歳の時に開眼します。その後、フビライは年を経るごとに勇姿を現し、13歳のときに、父ジンギス・カンから蛮族あがりの千戸兵を預かります。

統率を嫌い勝って気ままに行動する蛮兵軍にはさすがの弁慶でさえも手に余るほどでした。この野人どもの長となることの困難さは誰もが知るところでしたが、父ジンギス・カンは、フビライの長としての才が問われるとして、頑なにフビライをその任に就けるのでした。

弁慶の杞憂を他所にフビライはその野人どもの首領の首を跳ね、千戸の蛮兵軍の規律は自分にあると言い放って統率します。

その後、ジンギス・カン軍の正規軍5000戸でも陥落しなかった難攻不落の砦をフビライ率いるわずか千戸の兵で陥落したことを知ったジンギス・カンは、フビライの武人の長としての才能にこの上なく喜びます。

そこに現れたのが齢(よわい)三才の大天才でリッショウこと後の日蓮上人でした。

リッショウは、常人には思いつかない奇抜なアイディアを出したり、仏像と話したりする能力がありました。

例えば、シャー朝の500の残党のカタをつけに弁慶が1000の兵で出向いた戦がありましたが、間違った伝令がなされ、実際には5000の兵と弁慶軍が戦ったことがありました。そして、弁慶率いる1000戸の兵のいるカランの地までの道のりはどんなに急いでも1日はかかるという距離でした。

そのときにフビライが打ち出した奇策がありました。それは、全軍を馬車隊に仕立てて同数の裸馬を積み、馬車の馬が疲れたら積んだ馬と交代させ、これを交互に繰り返すことで1日中休むこと無く走り続けることができる馬車でした。

【リッショウ考案の馬車】

このアイディアが効奏し、弁慶軍は救出されたのです。

しかし、タイムスリップはさらに難題をジンギス・カンたちに与えることになります。それは、複数の中国軍の戦車が時の壁を越えてジンギス・カンたちの前に出現したというものです。

騎兵数万戸のモンゴル兵に匹敵する戦車一個中隊であり、歴史を変えても自分たちの欲望を優先する輩からなるものでした。このため彼らの良心には、ジンギス・カンの歴史を変えてはならぬという訴えは届かず、結果、ジンギス・カンと一戦を交えることになります。

鋼鉄からなる戦車には機関砲も備えられているため、ジンギス・カン軍の何万もの兵士が刀や弓で応戦してもかなう訳がなく、ジンギス・カンたちは後退するしか手立てがありませんでした。

戦車のことを知っているジンギス・カンは、フビライとリッショウにホラズムと接する西の市から“燃える水”石油を持ち帰ることを命じます。

リッショウの考案した馬車で石油を持ち帰ったフビライとリッショウの行く手には、寝返ったシムランの兵が立ち塞がります。ですが、大仏の力を借りることによって、リッショウはシムランの兵を一掃します。

【力を借りることになった大仏】

一方、持ち帰った石油を小分けにして大凧で空中高く持ち上げ、敵の戦車上空にて石油をばらまくことに成功したジンギス・カン軍は、火矢を放って敵軍を火攻めにします。

【石油を敵陣に運ぶ大凧】

これには如何に戦車であろうと対抗することができず戦車隊は殲滅します。そして、敵の首領は、ジンギス・カンによって馘首(かくしゅ:首をはねること)されたのです。

その後のジンギス・カンの行方はフビライたちにはわからず仕舞いでした。

ジンギス・カンは元の伊波健吾に戻ります。そして、フビライの元から離れて日本に向かうリッショウと同じ船に伊波は乗って日本に向かうのでした。

後に残されたフビライには、弁慶とともに新しき王狼フビライの伝説をモンゴルの地に残すべく、彼にとっての新しき運命が始まろうとしていたのです。

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3.感想

王狼伝の文庫本は、王狼のそれとは別体だと考えていたのですが、購入してみると、両者は一冊の文庫本としてまとめられていました。

このため、王狼伝の文庫本を購入したときは、王狼とその続きの物語を含めて王狼伝というのかと思っていたのですが、目次を見ると王狼と王狼伝とは別物の読み物として掲載されていました。

このため、王狼伝だけ購入すれば、王狼も読めるので、これから王狼と王狼伝とを購入して読もうと考えていらっしゃる方は、王狼伝とある文庫本のみを購入すれば、無駄な支出がないことを最初にお知らせしておきます。

さて、京子と別れた伊波健吾ことジンギス・カンは、実践を磨くことで武術の腕に一掃の拍車がかかり、実の子であるフビライを幼少時から鍛え上げるという教育をしました。

しかし、幼少期のフビライは、武人よりも文人としての才の方が優れていると周囲からは思われていました。

ですが、教育係の弁慶の愛に溢れたスパルタ教育がよかったのか?はたまた父親譲りの天賦(てんぷ)の才なのか?5歳のときに武人としての能力を発揮するようになります。

けれど、三つ子の魂100までと言われる位です。幼児期において命を賭ける実践にかり出されたフビライの潜在意識には恐怖心が宿り、実践で戦うことはかえってフビライにとってマイナスではないかと僕は考えていました。

しかも3歳から5歳のわずか2年の間に、それまで優しくベソをすぐにかいていたような温和(おとな)しかったフビライが、武人としての能力を発揮するのは、物語の展開にワープし過ぎではないかという気がした次第です。

さらにはフビライが15歳のときに元服したという設定がされていますが、この辺りも少しもどかしい。元服の年齢は一説でははっきりとした決まりはなく、時代や地方によって違っていたということです。

けれど、元服によってそれまでと一番違ったのは髪型ということです。TVなどで元服のシーンが描かれる際、髪型が変化したことに気づいたことはありませんか?髪型の変化は、元服と大きく関わっており、元服が行われる際、一人前の人間になったことを示すために「烏帽子」という帽子を被ります。

この烏帽子を被るためには、「総角(そうかく)」という子どもの髪型から、「冠下の髻(かんむりしたのもとどり)」という髪型に結い直す必要がありました。

「総角」とは、髪を肩まで垂らした髪型やポニーテールのように後頭部で簡単に結う髪型のことです。

一方の「冠下の髻」とは、伸ばした髪の毛を一つにまとめて結い上げ、頭のてっぺんでまとめる髪型のことをいうらしいのですが、ここで注意したいのが、フビライの髪型が13歳のときと15歳のときとでは同じ総角であるということです。

【13才のフビライ】

【15才のフビライ】

ジンギス・カンの時代は髪型に元服前と後とでは違いはなかったのかもしれません。ですが、時代考証の際にもう少しこの辺りのことに変化をつけて描いてあったら、さすが三浦先生という評価につながったのではないかと考えた次第です。

加えて、中国軍の戦車一個中隊をジンギス・カンが攻めるのに大凧にガソリンを積載して空から石油をばらまいて火攻めにするシーンがあるのですが、この大凧に石油を搭載して戦車隊を攻撃するというアイディアが一体誰のものであったかという点が明確ではないという気がしました。

大天才のリッショウなのか、それとも石油を買い付けることをフビライに命じたジンギス・カンなのかが明確に描かれていないのです。

石油を買い付けることを命じたジンギス・カンの可能性が高いとは思うのですが、その点についてももう少し丁寧に描いてもらえたら嬉しかったです。

ですが全体評価としては、最初の王狼の方が現実的な内容であったにせよ、この王狼伝も読んで後悔しない作品だと思います。

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4.まとめ

いかがでしたか? 

今回は、【三浦建太郎別作『王狼伝』こんなに面白かった!そのあらすじと感想】について紹介致しました。 

今回の紹介で、三浦ワールドの別世界『王狼伝』について興味のある方への情報として、そこそこご理解頂けたのではないかと思います。

 ぜひ参考にしてみてくださいね。

 今日も僕のブログ【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログにご来訪頂き本当にありがとうございます。

これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

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