【かっこいいセルピコ】
主(あるじ)ファルネーゼの異母兄弟で狐顔のセルピコですが、ガッツの旅に同行する穏やかな性格の印象を受ける青年です。
ですが、ファルネーゼに危機が伴う場合には、普段のセルピコからはほど遠い殺気だった表情を見せます。
ファルネーゼに対して特別に愛情や執着心を抱いており、ファルネーゼの命であれば実母に自ら火を放つなどの行為をした経験があります。
こんなセルピコについて、かっこいいという評価が高いように思われます。
今日はそんなセルピコについて詳しく述べてみたいと思います。
目次
1.プロフィール
ベルセルクオフィシャルガイドブックによれば、セルピコは、推定身長175cm、推定体重63kg、推定年齢20歳、性別:男、髪の色:金、瞳の色:青、武器:これまで愛用していた剣レイピア、シルフェの剣及びシルフェのフード
2.性格・理念
普段は冷静沈着で穏やかな表情を見せるセルピコですが、時には非常に厳しい顔つきになることもあります。
それはファルネーゼに危機が及ぶような場合であり、行動理念の大半がファルネーゼに依るものです。
時折覗かせる厳しい視線を繰り出すときは、喩え相手が自分より強敵である場合でも立ち向かって行く揺るぎない信念の持ち主です。
【真剣な眼差しのセルピコ】
実の妹であるとはいえ、ファルネーゼとは育った環境は雲泥の差ですし、父親から実子として認知されているか否かについてもセルピコの生涯に非常に大きいな影響をもたらすものと思われます。
普通であればしっとしたり、憎んだりするところだと思うのですが、自身とは大きなギャップのあるファルネーゼに対し、セルピコが常におおらかである理由は不明です。
ですが、ファルネーゼと共に生活していく上で彼女の境遇を知り、自分の過去とファルネーゼの過去との間には、実の父から愛情を向けられなかったという点で共通項があるとでも思ったかもしれません。
いずれにせよ男にとっておおらかであるということは、とても大事なことだと考える僕には、セルピコがとてもかっこよく見えるのです。
よって、すぐにしっとしたり、相手を嫉(ねた)んだりする傾向にある普通の凡人である僕には、セルピコの性格は、捉えどころの無いものといえるかもしれません。
ガッツ一行の旅に参加した頃のセルピコは、ガッツを警戒して本性を隠していました。
そして、ガッツとの関わりを持つに連れて、セルピコの冷めた気質にも変化の兆しが出てきたようです。
これは、他者から与えられた環境を享受してばかりいたけれども、ガッツたちと旅をする間に自身のこころの中に変わらないといけない何かが、セルピコに芽生えたからだと思います。
これまでは、ファルネーゼを守ることさえしていればよかったのですが、ファルネーゼの心境が変化して、ファルネーゼが自立の道を進むようになったため、その影響をセルピコも受けたのではないでしょうか。
例えば、ファルネーゼが魔道を歩み初めたことで、それまでは彼女の成長を助ける側から見守る側になったなどが挙げられると思います。これに伴いセルピコ自身も成長したんだと思います。
3.来歴
3-1.ファルネーゼの従者としてのセルピコの日々
ファルネーゼの父であり、世界屈指の財力を誇るヴァンディミオン家当主の父とヴァンディミオン家に仕える次女であった母との間に生まれたセルピコは、私生児として生まれました。
しかし、父ヴァンディミオン郷からは実の子とは認知されず、セルピコは、病に伏した母と二人、赤貧の中で育ちました。
母に変わって生きて行くためには、辛酸をなめて育つしかなかったセルピコに対し、母は、貴族としての誇りを持つことをセルピコに強く求めましたが、その母にセルピコはうんざりしていました。
加えて、苦しい生活を母に変わって支えることがストレスになり、街の子供達と争うこともしばしばでした。
【子供達との争いに敗れたセルピコ】
そんなセルピコが喧嘩に負けて行き倒れになっていたところへ現れたのが、ヴァンディミオン家の子女ファルネーゼでした。
ファルネーゼは、セルピコを小間使いとして徴用します。
【ファルネーゼと出会う】
このことがきっかけで、セルピコはファルネーゼの従者として自分の身を置くようになります。
セルピコに対し、自分と似た匂いを嗅ぎ取ったファルネーゼは、セルピコに恋心を抱きます。
しかし、二人が異母兄弟であることを知っているセルピコはそれを拒否します。
表面上はそれまでと変わらない関係が持続しますが、ファルネーゼのセルピコに対する理不尽な要求はエスカレートし、いつしかファルネーゼの欲求のはけ口になっていくのでした。
ですが根底では、二人は互いにもたれ合う関係にあり、相互に相手に同じ温もり感じるのでした。
3-2.現在に至る転換点
父との対面がある日突然やってきます。
セルピコの父は、ファルネーゼの父ヴァンディミオンです。
ヴァンディミオン郷は、セルピコの首に吊してあった肖像付きのペンダントの中身を見ます。その肖像は、若き頃のセルピコの父母でした。
これにより、セルピコは、ヴァンディミオン郷が、自分の父親であることを知るのです。
認知はされませんでしたが、そのことでセルピコが動揺することはありませんでした。
ただ、一心にヴァンディミオン郷が迎えに来てくれると思い続けていた母が哀れでした。
そんな母が邪教徒狩りに会います。
それを見知ったセルピコが発した『母さま』という言葉を聞きつけたファルネーゼは、セルピコに自らの手で母を火刑に処すべくセルピコに火を放つように命じます。
【セルピコの母に火を放つように命じるファルネーゼ】
その後も、セルピコとファルネーゼとの関係は存続し、それがセルピコにとっての大きな転換点となったことは明らかでした。
セルピコはファルネーゼを取ったのです。
4.技能
セルピコの聖鉄鎖騎士団における役職は、紋章官であり、各国の旗や紋章を総て知り尽くす程に記憶術に長けていたのです。
なので剣術とはあまり関係のない役職にあったと思われます。
よって、セルピコの剣技は、さほどのものではないと思われがちです。
けれど、セルピコの剣技の腕は、ガッツも舌を巻く程優れていました。
細身で先端の鋭く尖った刺突用の片手剣であるレイピアを用いた素早い剣裁きがセルピコは得意です。
また自分の周囲の環境を上手く利用して、相手を攻撃する術に長けていました【コミック第30巻(決闘)参照】。
つまり、剣術だけであれば、ガッツの太刀さばきには敵わないものの、戦闘するにあたり、剣だけでなく、時分の周りにあるものを有効利用することで、総合的にガッツと対等に渡り合えるほどの技術をセルピコは持っていたのです。
一見して武器とは成りにくいものも利用することができることから、セルピコは、頭脳明晰で適用力に長けていたと思います。
5.装備
セルピコは、ガッツと違い軽装な装備で敵と渡り合います。
5-1.レイピア
その第1が、紋章官時代から長年親しんできた既述のレイピアです。
【レイピアでガッツと戦うセルピコ】
5-2.シルフェの剣
そして、このレイピアに加え、一太刀するだけで旋風を生じさせ、かまいたちにより、敵に触れずに肉を裂くシルフェの剣があります【コミック第24巻(元素霊)参照】。大鷲の羽から成る刃部と、森で一番高い枝に生えた宿り木の柄からなり、一見すると剣には見えずホウキに見えます。
【シルフェの剣】
なお、シルフェとは、風を司る元素霊(エレメンタル)のことです。世界に満ちる大気の幽体であり、羽虫のような幽姿を持ちます【コミック第24巻(元素霊)参照】。
5-3.シルフェのフード
四角形の布の真ん中に頭の通る穴をあけたポンチェに似たものです。
【シルフェのフード】
これを身に付けることで、大気の流れを纏い、剣や矢を吹き払うことができます。
また、元素霊からなるシルフェのフードを身に付けることで跳躍力が飛躍的に伸びて、風になったかのように空中移動ができます。
セルピコは元素霊に気に入られているようで、シルフェの剣もフードも自在に操ることができます。
もって生まれた剣技がシルフェの剣とフードを用いることにより、数段上がったのは言うまでもありません。
6.まとめ
いかがでしたか?
今回の考察により、見た目だけでなく、内面も魅力的なセルピコのことがかっこいいと思うファンが多いのも頷けるような気がしました。
今回は、『【ベルセルク】セルピコかっこいいについて徹底追求してみた!』について紹介致しました。
今回の紹介で、セルピコについて興味のある人やもっとセルピコについて知りたいと思う人への情報として、そこそこご理解頂けたのではないかと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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