【凜々しくてかわいいいシールケ】
主人公ガッツの想い人であるキャスカが、ベルセルクのヒロインであることに変わりないと思います。けれど、キャスカをしのぐ人気キャラといえば「シールケ」と「ファルネーゼ」がいます。
で、今回は、まだ少女の身でありながらも様々な魔法を使い、今やガッツご一行の強力な戦力と言えるシールケについてです。
その人気はキャスカに迫るいや凌ぐ?と言っても良いほど読者からの支持を得ているのではないかと勝手ながら思っています。
今回はそんな魅力的なシールケについて述べてみたいと思います。
目次
1.プロフィール
シールケは、幼いながらも強力な魔法を使い、現在のガッツパーティーにおいて重要な戦力となっています。
しかもかわいい。
そのシールケのプロフィールですが、ベルセルクオフィシャルガイドブックによれば、推定慎重120cm、推定体重31kg、推定年齢13歳、性別:女、髪の色:深い青、武器:杖と魔術となっています。
イメージとしてはとっても良い子。
まぁ優等生タイプの委員長ってところですかね。
理知的だけなく、ガッツ一行の仲間内で一番周囲が見えているというところでしょうか。
シールケの魅力でまず挙げられるのは、そのルックスのかわいさでしょう。
守ってあげたくなるような妹キャラでありいつも見守っていたい、そんなかわいさがあります。
2.性格と理念
登場したばかりの頃、シールケはガッツたち一行に不信感を持っていました。
このため、否定的な態度でツンツンした少しおすましなところが感じられるのでした。
ですが、それは、ガッツたちにと言うよりも、世の中の全ての人間に対しての不信感、つまり人間嫌いからくるものであったのかもしれません。
このような思いに至ったのは、法王庁の支配が及ぶ世界では、魔女は邪教徒という立場であり、それ故、魔女は、魔女狩りの対象とされ、排斥されていたためだと思うのです。
人々を助けてきた魔女や精霊を人々が追いやり、争いに明け暮れる現世の人々に対する憤りが、純粋な気質の少女の胸に彷彿としていたのかもしれません。
なので、シールケが人間嫌いであるのは、至極当然のことではなかったかと思います。
ベルセルクでは、そんなシールケが、師匠である霊樹の森のフローラの命で、獣鬼(トロール)に襲われているイーノック村【コミック第24,25巻参照】を救うためにガッツたちと行動を共にし、その中で少しずつ心を開いて態度を軟化させ、本来の純粋無垢な少女に成長していく様が描かれています。
【ガッツの仲間達】
外観は鎧で固めているように見えるものの、いわゆる「ツンデレ」なシールケが、どのように成長していくのか?
これがまた純粋なシールケファンに期待と支持をもたらせている要因ではないかと思います(ちなみにツンデレが何か判らない人のために説明すると、ツンデレとは、敵対的なツンツンとした態度と過度に好意的なデレデレとした態度の二面性を持つ様子、又はそうした人物を指します。)。
このツンな態度は、シールケが真面目過ぎる故だと思うのですが、ガッツの言葉を借りれば「こら婆さんの仕込みがいいわ」って感じで【コミック第24巻(野望と追憶)参照】、フローラのもと、シールケが真っ直ぐ竹のように育ったことが伺えます。
【シールケの性格から感じることを述べているガッツ】
しかし、シールケは、ただかわいいだけではありません。
少女でありながらも数々の魔法を習得しており、シールケの使う魔術のお陰で、ガッツご一行が多くの関門を突破し、危機を救ってもらえたのです。
3.来歴
シールケの過去については全く明らかにされていません。
魔女フローラとどこでどう知り合ったのか全く見当が付かない秘密のベールを被った状態です。
判っているのは、シールケが、魔女フローラの愛弟子ということだけです。
【魔女フローラと一緒に過ごすシールケ】
推測するに、フローラは、戦国の世において全国を行脚していました【コミック第24巻(獣鬼襲来)参照】。
ですので、例えば、戦で親や兄弟が亡くなり、幼少のシールケだけが生き残ったところへ偶然フローラが通り掛かったことで、シールケの面倒をフローラが見るようになったとか考えられると思います。
ただ、孤児が戦国の世にいるのは世の常です。
ですので、他にもたくさんのみなし児はいると思われ、その中でどうしてシールケだけがフローラによって救い出され、育てられるようになったかは不可解なままです。
4.能力
4.1.技能
極めて優れた能力を持つ魔女フローラの教えにより、若年ながらも卓越した能力と知識を持ち合わせるシールケが、特に威力を発揮するのは、大規模戦闘のときです。
その威力には、ガッツですら目を見張るほどです。
4.1.1魔術
例えば、幽界に住まう精霊の元に赴いて協力を求め、その力を借りて現世に奇跡を起こすことができます【コミック第25巻(魔術)参照】・【コミック第31巻(火炎輪)参照】。
4.1.2念話
また、シールケの髪の毛を媒体にして行う念話があります。
これは、感染魔術という魔術の一つで、テレパシーみたいな力を発揮します。
つまり、シールケの髪の毛を身に付けた者は、シールケの意志が瞬時に伝わってきます【コミック第24巻(野望と追憶)参照】。現代のスマホみたいな感じです。
【念話をするのに使用するシールケの髪】
4.1.3気(オド)を操作
シールケは、自身の気を操って、妖物や敵対する兵士の気をそらすことにより、敵の注意を自分たちに向けないようにすることができます。
このため、敵が近くにいてもシールケたちの存在に敵が気づくことはないので、容易に敵から逃げることができます【コミック第26巻『報い(むくい)』参照】。
4.1.4護符や魔具の作成
棘の蛇やそれを使いこなすための棘の指輪などの使い魔や【コミック第30巻(錆びた鳥籠)参照】、悪霊の取り憑きを避けるための護符【コミック第24巻(元素霊)参照】、幽界の奥深くに潜む偉大なる存在の霊力を借りて魔獣から守る結界を張ること【コミック第25巻(祈りの奥義)参照】など、とても少女のできる能力とは思えない凄まじい力を発揮することができます。
以上は、シールケの防御に拘わる魔法についてのものですが、攻撃の魔法も圧倒的に凄いです。
例えば、イーノック村での戦いでは、最終的には古代においてその地に祀(まつ)られていた水の元素霊(ウインデイヌ)を召喚し、川の大氾濫を起こして獣鬼(トロール)たちを退治しました【コミック第25巻(激流)参照】。
その他にも、幽界(かくりよ)と現世(うつよ)が重なり闇の領域クリフォトが出現した場面では、腐れ根の主を呼び出して獣鬼を腐敗させます【コミック第26巻(道連)参照】。
また、港湾都市ヴリタニスでは、クシャーン帝国が送り込んだ千を超す大群鬼兵(ダーカ)を灼炎の眷属(けんぞく)を召喚して焼き払ったりします【コミック第31巻(火炎輪)参照】。
恐るべき魔女っ子といえるでしょう。
4.2装備
極めて集中力を必要とする魔術の行使に不可欠なものとして、とんがり帽、マント、魔術用具、杖の4点が挙げられます。
【シールケの装備品】
4.2.1とんがり帽
とんがり帽は、マントと同様に魔女フローラのお手製であり、今は亡き師匠フローラの形見の品です。
シールケの宝ものであり、魔術を使う際には、着慣れたこれらの衣装を纏うことで集中することができます。
4.2.2杖
曲がった装飾が頭部に施された樫の木でできた杖です。
魔術の実行中に意識が飲み込まれそうになったときに、この杖をコツコツと地面に打ち鳴らすことで現世への道標として機能させることができます【コミック第25巻(魔術)参照】。
4.2.3魔術用具
魔術を実行する際に使用する小物や材料が詰まっている小さめのカバンです。
ガッツの有するポーチを妖精パックが占拠しているのと違い、この中に妖精イバレラは住拠していません。
4.3魔術に関する豊富な知識
シールケは、魔術や魔物、幽界での現象など、魔に関する専門家といえるほどに知識は豊富です。
経験値は師匠のフローラには到底及ばないので、ガッツたちと一緒に旅をすることにより、魔女としての経験値を高めています。
また知識が豊富です。そのことは、新たな魔物や不可思議な現象に遭遇した際にガッツたちに適切な助言を授けることでわかります【コミック第31巻『塒(とぐろ)巻く者』参照】。
5.恋愛
女の子だから恋もします。
ガッツやイシドロとの恋はどうなのか?
真面目で見た目年齢のわりには達観した風があります。
いつもお手本でいなければという無理を感じさせるシールケです。けれど、そこはやはりお年頃の女の子でもあり、普通の13歳の中学生女子と同じように恋だってします。
ガッツ一行におけるメンツの中では、見た目が同年代のイシドロがお相手というのが、普通のストーリー的パターンだと思います。
ですが、イシドロはシールケが好きというよりは、クラスのかわいい女の子をイジメルことで、からかいたいという雰囲気がします。
いつしかふたりが恋愛に至るということになるかは疑問ですが...
まぁ今のところ二人がラブ中になることは無いという展開ですかね。
今のところシールケは、イシドロについて元気丈が取り柄のクラスのアホ役男子的な見方しかしていませんしね。
絆や友情といったものはあると思いますが、恋愛感情は無いでしょう
シールケの恋のお相手は誰かというと、それは勿論ガッツです。
ガッツたちに対して少しずつ心を開いたシールケは、師匠のフローラの死を悲しみ、ガッツの胸で泣き叫びます(背丈の違いで正確には胸よりもガッツの太ももくらいで泣き叫ぶというところでしょうか)【コミック第28巻(告げられし兆し)参照】。
その辺りからガッツへの恋の想いがつのり、今では歳上の頼れるお兄さんに寄せる乙女の淡い恋心となっています。
ファンとしては見ていて応援したくなっちゃう健気(けなげ)さで、これがまたシールケの魅力のひとつと言えると思います。
シールケは、狂戦士ガッツの舵取り役として、けなげにガッツを支えます
シールケのお師匠さんである霊樹の森のフローラからガッツへ託されたのが「狂戦士の甲冑」です。
【狂戦士の甲胄】
この鎧、ただでさえ人間離れしたガッツを、ガッツがそれを纏うことで使徒級どころではないたいへんな強さへとガッツを押し上げることができてしまう呪いの甲冑です。
しかし、その強さは、圧倒的な攻撃力による負荷での身体の損傷、そして自我が鎧に取り込まれて狂気に染まってしまうという代償により成り立つものです。
鎧を纏うと、その者は、完全に自我を奪われた状態となります。
つまり、ガッツは、正に狂戦士となって敵味方関係なく、周りの全てを叩きつぶそうとしますが、ここで魔女っ子シールケの登場とあいなります。
シールケの精神を狂戦士の甲冑に取り込ませることで、ガッツの自我を保つ役目をシールケは果たします。
例えば、海神との戦いの際には目が見えなくなったガッツを導き、攻撃のサポートもこなしました【コミック第31巻『塒(とぐろ)巻く者』参照】。
【ガッツをサポートするシールケ】
このとき、甲冑の中でのガッツと繋がりを持てたことに少なからず喜んでいるシールケがまたかわいいですよね。
ベルセルクのシールケは恋する最強乙女といえるでしょう。
残念ながらガッツへの恋心が叶うことはないと思いますが、シールケには幸せになって欲しいです。
6.まとめ
いかがでしたか?
今回は、『【ベルセルク】シールケかわいいについて徹底追求してみた。』について紹介致しました。
今回の紹介で、シールケについてもっと知りたい人や、彼女の乙女チックな感情について知りたい人のための情報として、そこそこご理解頂けたのではないかと思います。 ぜひ参考にしてみてくださいね。
今日も僕のブログ “【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ” にご来訪頂き本当にありがとうございます。
これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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