原作者三浦先生の作品は、画集とも呼ばれるほど完成度が高いといわれています。
そのことは、あなたも何度となくお聞きになったことがあるのではないでしょうか。
ベルセルクは、1989年10月に現在のヤングアニマルのもととなったアニマルハウスに掲載されたのを皮切りに、途中、休載は何度かあったものの、28年の長きに亘って世に出され、現在も月1ペースで連載されている(20171124現在は休載中)冒険ファンタジー漫画です。
ですが、これだけ長期に亘って続いていると、多少の嘘や矛盾点など疑問に思うことがあるのが普通だと思います。興味をそそるものがいくつかありましたので、それらについて列挙解説してみたいと思います。
前回の記事までで、コミック第17巻までのうちおかしいと思ったことを列挙しましたが、今回はその続きです。18巻~39巻まででおかしいと思ったものを突っ込んでみました。
目次
1.コミック第18巻
1-1.『怪道②』の節
次の画像1をご覧ください。夜なのに魔物が襲ってこない夜の画像です。魔物は夜通し烙印の刻まれし者のところに襲ってくると思っていたのですが、パックがいうようにその夜の分の魔物を全滅させると、その夜はもう魔物が襲ってこないときもあるという画像です。
魔物も休みたくなることがあるということでしょうかね。
これまでそんな夜はなかったと思ったので掲載しました。
【画像1:魔物が夜であっても襲ってこないときがあるという画像】
2.コミック第21巻
2-1.『跳魚』の節
次の画像2をご覧ください。
キャスカが魔女だと嫌疑を掛けられ火刑に処せられているときの画像です。民衆が燃やせとか、焼けとか、燃やしちまえとかいっているところに魔物が民衆に襲い掛かっていますが、同時にキャスカの衣服がちぎ剥がされてしまっている画像です。
【画像2:キャスカの衣服がちぎ剥がされてしまっている画像】
ですが、その後の画像である画像3ではキャスカは衣服を纏っています。
どういう理由かわからないのですが、疑問に思ったので挙げました。
【画像3:衣服がちぎ剥がされたはずなのに衣服を纏っているキャスカの画像】
3.コミック第26巻
3-1.『爪痕』の節
次の画像4,5をご覧ください。
画像4はガッツがドラゴン殺しを背中に背負っている画像です。けれど、ドラゴン殺しの大きさに比べてこれを支えるチェーンが細すぎることと、このチェーンが、ドラゴン殺しの刀身の縁を支えているだけですので、これではドラゴン殺しが滑って支えられないのではないかという気がしましたので掲載しました。剣先を何かで支えているのであれば、この細身のチェーンでも多少はいいと思われますが、画像5より明らかなように、チェーンや何かで剣先を支えているわけでもなく全くの自由な状態です。
よって、チェーンで仮止めはできても、長くは保持することができない。できたとしても走ったり強い外力が加わるとドラゴンころしを保持することは不可能ではないかと思われます。
【画像4:ガッツがドラゴン殺しを背中に背負っている画像】
【画像5:ドラゴン殺しがその刃先で何も支えていない画像】
4.コミック第27巻
4-1.『魔都』の節
画像6は、建物の錐状部分の頂部である串状をしたフィニアルに人が突き刺さった状態を示しています。けれど、フィニアルが人に比べて細いことと人の体重を考慮すると、フィニアルの途中で串刺さったままの状態にはならず、重力で人の体はフィニアルの底部にまで下がってくるのでこの画像は物理的に不自然だと感じました。
【画像6:魔都において建造物のフィニアルに人が突き刺さった状態の画像】
5.コミック第32巻
5-1.大侵攻
同じく物理的に不可解な画像として、画像7は弓矢の威力で兵士の頭部が体から分離された状態を示す画像です。いくら勢いのある弓矢でもその長さと径および頭部の大きさや重さから考慮すると、弓矢の勢いで頭部が体から分離されることはないと思われ、矛盾していると感じました。もっともその矢が使徒の放ったもので魔の力を有するから可能というのであれば、話は別ですが・・・。
【画像7:弓矢の威力で兵士の頭部が体から切り離された状態の画像】
6.まとめ
今回はコミック第18巻、21巻、26巻、27巻および32巻の中で嘘、疑問、矛楯なのではと感じる部分をピックアップしてみましたが、さすが三浦先生だけあって、それらの数は思ったより少ないと感じました。なお、手抜きのものなど全くなかったと思われます。
なお、18巻以降の他の巻にはおかしいと思われる画像はないと判断しました。
今日も僕のブログ”【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ”にご来訪頂きありがとうございました。
これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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