原作者三浦先生の作品は、画集とも呼ばれるほど完成度が高いといわれています。
そのことは、あなたも何度となくお聞きになったことがあるのではないでしょうか。
ベルセルクは、1989年10月に現在のヤングアニマルのもととなったアニマルハウスに掲載されたのを皮切りに、途中、休載は何度かあったものの、28年の長きに亘って世に出され、現在も月1ペースで連載されている(20171124現在は休載中)冒険ファンタジー漫画です。
ですが、これだけ長期に亘って続いていると、多少の嘘や矛盾点など疑問に思うことがあるのが普通だと思います。興味をそそるものがいくつかありましたので、それらについて列挙解説してみたいと思います。
前回の記事までで、コミック第11巻までのうちおかしいと思ったことを列挙しましたが、今回はその続きです。12巻~17巻(16巻は含まれません)まででおかしいと思ったものを突っ込んでみました。
それでは本日も張り切って参りましょう。
目次
1.コミック第12巻
1-1.『約束の刻(とき)』の節
次の画像1,2をご覧ください。いずれも妖精パックの画像であって、妖精パックの姿をカーテン越しに映した影絵です。また、画像3は、影絵でない本物のパックが、旅の一座の座長の頭の上に乗っている実物大の画像です。
レンズを通さない限り影絵では被写体は大きくなりません。
ですので、画像1、2と画像3は大きさで矛盾すると考えます。影絵である画像1,2が実物大の画像3に比べて大き過ぎると思うからです。
【画像1:影絵のパックその1】
【画像2:影絵のパックその2】
【画像3:実物大のパック左図参照】
2.コミック第14巻
2-1.『武装』の節
次の画像4をご覧ください。
ゴドーの話に矛盾がないでしょうか?
ゴドーは領主に言われたままにドラゴンを撃ち殺せる剣を作ったといっていますが、作った結果、危うく吊るし首になるところだったと述べています。
領主の命に従ってドラゴン殺しを作ったのにどうして刑を受けないとならないのか理解に苦しみます。
【画像4:矛盾のあるゴドーの話】
3.コミック第15巻
3-1.『羽あるものの世界』の節及び『繭』の節
次の画像5および6をご覧ください。
画像5は『羽あるものの世界』の節に係る画像です。この画像では、ロシーヌの左羽の先端部分がガッツに切断された状態が示されていますが、『繭』の節に係る画像6では、切られた部分が元通りに戻った状態で描かれています。原作からでは、自然と修復可能か否かがわからないです。それにも拘わらず、いつの間にか修復されていたので列挙いたしました。
【画像5:ロシーヌの左羽が部分的にガッツに切断された状態の画像】
【画像6:ガッツに切断されたロシーヌの左羽がいつの間にか元に戻っている画像】
4.コミック第17巻
4-1.『啓示(3)』の節
画像7は、不死のゾッドが使徒になって白い鷹ことグリフィスと一戦を構えたときの画像であり、ゾッドの顔の左側部分が切られた状態を示す画像です。この画像からゾッドの左目と思われる部分が、切断されたことによる破壊力で顔から飛び出してしまったと思われます。
【画像7:不死のゾッドが白い鷹ことグリフィスと一戦を構えたときの画像】
これに対して、画像8はゾッドが魔物から人に戻ったときの画像ですが、先に画像7で示したように顔から飛び出た左目が正位置に納まっているように見受けられます。
【画像8:ゾッドが使徒から人型に戻ったときの画像】
同じく切断された左側のゾッドの角部分が修復されないにも拘わらず、顔から飛び出た眼球が元に戻るというのは不自然と思われます。
5.まとめ
28年もの長きに亘って連載されるとたとえ三浦先生とはいえ、矛盾点が出てくるのではないかと思っていました。
今回はコミック第16巻を除く第12巻から第17巻までの中で嘘、疑問、矛楯なのではと感じる部分をピックアップしてみましたが、さすが三浦先生だけあって、それらの数は思ったより少ないと感じました。
脱帽の一言に尽きます。
18巻以降も引き続き検討してみますので続きをお待ちください。
今日も僕のブログ”【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ”にご来訪頂きありがとうございました。
これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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