昭和生まれの僕たちは、親に呵られるときお尻を叩かれたものです。
頭や顔はあまり叩かれた記憶がありません。
これは、顔や頭を叩くと馬鹿になるから、女子であれば顔は嫁入り道具で大事だからという理由でした。
代わりに叩かれたのがお尻でした。子を思う親心から自然にそうなった行為です。
1.原作とアニメとの違いを比較
原作とアニメとの違う箇所がどこにあるのかはとても気になるところです。
早速両者の比較をしてみました。
1-1.相違点①
第6話が、原作(コミック18巻)と比べて一番異なっているところは、第5話で取り上げられなかった節の【影の子ら】と【怪道②】とが、それぞれ二分割され、次の(1)~(8)の順序で放送されたことでしょうか。
(1)影の子らの一部⇒(2)怪道②の一部⇒(3)影の子らの一部⇒(4)猛信者⇒(5)聖地のはらわた⇒(6)魔女⇒(7)炎の柱⇒(8)怪道②の一部
第6話のテレビアニメのあらすじについては、僕の別の記事『ベルセルク第6話あらすじ ニーナとファルネーゼどっちの悶え勝ち?』で述べておりますので、よろしければそちらも見て頂けると嬉しいです。
また、上記(7)の炎の柱については、前回の予告では開示がなかったように思われましたので、カットされることも考えましたが、しっかりと組み込まれておりました。
この節があることにより、ファルネーゼの悶え姿を見ることができました。
加えて盲目の羊達の集いし聖地である巣窟でのニーナの妖艶な姿も期待以上でした。
少しニーナの顔が気色悪い部分が一部ありという感じはしましたが...。
それも原作通りでした。
そして、前回の第5話では、原作と比べてストーリー展開が大きく変化していたため、第6話も話の筋書きが入れ替わることはある程度予想していました。
ですが、まさか節の分割をするとは思っていませんでした。
このため、とても新鮮な感じを第6話からは受けました。
1-2.相違点②
次に相違すると考えたのは、”完璧な世界の卵”の助けにより、ヨアヒムが一命を取り留めたところが明示されたことだと思います。
原作では、崖から川に落ちたヨアヒムを”完璧な世界の卵”が川から引きずり出すのに、触手を使っている描写があるのですが、その部分が小さかったです。
このため、原作を読んでいるときには、それが今一何なのかピンと来なかったことを覚えています。
けれど、アニメを見ることで、そのことがはっきりとわかったので、よかったと思います。
2.気づいたこと
2-1.気付き①
前回の第5話のことを、僕は、別の記事『ベルセルク新アニメ5話感想 ストーリーが飛びすぎだ!こんなのあり!?』で、原作に大ナタを振ってできた作品と述べました。
そして、今回の第6話にあっては、単なる節の組み合わせの変更に止(とど)まらず、【節の分割】+【節の順序の入れ替え】という、さらに予想外のストーリー展開になったという感じがしました。
これだけ大きな変化でしたのに、違和感なく受け入れることができたのは、さすがベルセルク凶の信者たちが集いし、ベルセルク製作委員会による作品だからだと思いました。
これならば、ベルセルクを初めて観る人も違和感なく受け入れられたのではないかという気がしました。
良い作品だと思います。
2-2.気付き②
また、ルカによるニーナの尻叩きによって、ルカは自分のしたことの過ちに気づくというストーリーでした。しかしながら、初めて観た人は、まさかルナが、ニーナのお尻を叩く場面を考えられたでしょうか!?
昭和の時代に生まれた僕たち年配者は、親に呵られるとき、たいていお尻を叩かれたものです。
これは、顔や頭を叩くと馬鹿になるからとか、女子であれば顔は大事だとかいう理由で、代わりに尻を叩くという子を思う親心からなされた行為でした。
作者の三浦先生も昭和生まれですので、子供の頃呵られたときに、きっと、お尻をぶたれたことを思い出したのではないでしょうか。
僕はあまりテレビを観る方ではありません。
ですが、最近のテレビ番組で尻叩きの場面ってそう無いんじゃないかって気がします。
テレビや映画などで子供が叩(はた)かれる場面というのは、たいてい頭とか顔ではないでしょうか?
公共の電波で流される内容は、極めて大きな影響を普段の僕たちの生活に与えます。
したがって、今回の尻叩きを見た人が、自分の子供が悪さをしたときに、これからは頭や顔ではなくお尻を叩くようになれば、その叩かれた子も親の愛を感じられるようになるのではないかと思いました。
平成生まれの人には、尻叩きは、きっと新鮮な行為だったのではないかと思います。
3.まとめ
いかがでしたか?
今回は、「ベルセルクアニメ6話感想ルカによるニーナの尻叩きに昭和時代の親想う!」について述べました。
僕はベルセルク作品には、どこかノスタルジックなところがあると以前から感じていました。
そのように思うのは、尻叩きのように今はあまりされない行為や登場人物の発する優しいことばが、ベルセルクには随所に出てくるからではないかと改めて思いました。
確かに過激な言動もあることは否定しませんが…。
でもそれは愛があるからできる。そのようには言えませんでしょうか。
今日も僕のブログ”【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ”にご来訪頂きありがとうございました。
これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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