
1.序文
今日は【ベルセルク】考察コミックス第3巻6話『欲望の守護天使(4)』の疑問感想について20代の息子と私との間での疑問感想のやりとりです。
それでは本日も張り切って参りましょう。
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2.息子の質問に答える。
Q第6話の冒頭近辺でナメクジ伯爵がガッツのことを『儚いものよ人間とは・・・』といっているんだけど、それに対してパックが言った説教?の部分が気になるんだ。

【ガッツに対し人間を儚いものよといっているナメクジ伯爵】
つまり、パックが言った『あんただって・・・・・!あんただってその儚い人間だったんだろ!!~あんたは邪教徒への復讐のためにその力を手に入れたんだろ!? ・・・でもそれだけじゃない 復讐ならあんたの権力だけでも できるはずだもん ほんとうはあんたは・・・・自分の心の苦痛から逃げ出すためにそうなったんだ!! 自分から逃げ出すために・・・!! あんたは人間であることをやめたんだ!! あんたこそ儚い人間じゃないか!!』の部分が気にかかるだけど。どうしてそんなことが言えたのかな?

【ナメクジ伯爵に言い返すパック】
単に当てずっぽうで言ったわけではないと思うんだ。恐らくちゃんとした根拠がある。例えば第1巻の『黒い剣士』で、パックが人の感情を読み取る力にたけていたと述べていたし、「感情が流れ込んでくる」とも言っていた。だから、化け物とパックが対峙した時、パックは化け物の心が見えたんだ。
なるほどね。パックの能力についての『伏線』を1巻で貼っていたんだ。
まぁ感情を読み取れるのはそれだけじゃないと思うけどね。なぜかと言うと、パックはここより以前において、ナメクジ伯爵の娘テレジアと話をしたことで(第2巻『欲望の守護天使(3)』参照)、ナメクジ伯爵の過去を知っているよね。もしパックがそれを知っていなかったら、ナメクジ伯爵に対して、『自分の心の苦痛から逃げ出すためにそうなったんだ」なんて言えないはずだからね。言えたとしても、言葉に重みがなかったはず。いやいや、よく作られていると思うよ。
ナメクジ伯爵にやられたガッツが立ち上がった時、パックが泣いてたけど。それほど心配だったのかな? そんなにガッツのこと好きな理由があったっけ?

【ナメクジ伯爵にやられても立ち上がったガッツ】

【ガッツを心配するパック】
うーん。確かにガッツはパックに冷たかったけど、決してそれだけじゃなかったはずだよ。パックは何度かガッツの心の弱さを見てきたんだろうから、ガッツをほっとけないって気持ちがパックにわいたんじゃないのかな。
ガッツがテレジアを人質にとる場面があるけど……なかなかゲスイな、ガッツ。

【テレジアを人質にするガッツ】
それは、私たちの価値観だよねー。もしかしたら作者はこのシーンを通して、この物語の世界観を伝えようとしているのかもしれない。「死んだら終わり。手段を選んでいられないほど、この世界そのものが切迫している」ってね
ナメクジ伯爵を倒したガッツは、さらに殺傷の手を加えることをやめなかったね。なんでそんなに……って思ったけど。

【さらに殺傷するガッツ】
ガッツの過去が、影響を及ぼしているのかもね。その過去はいずれ分かる。そしてそのときに改めてここを読み返してみると、違うものが見えてくるかもしれないよ。それは後のお楽しみかな。
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3.まとめ
いかがでしたか?
今回は、『【ベルセルク】考察コミックス第3巻6話『欲望の守護天使(4)』の疑問感想』について紹介致しました。
50代の私の視点とは違う20代の若者である息子の目から見たベルセルクの疑問や矛盾をこれからも取り上げていきたいと思います。乞うご期待!
今回の紹介で、ベルセルク第6話をもう一度読み直そうする人や、初めてベルセルクを読もうとする人のための情報として、そこそこご理解頂けたのではないかと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
今日も僕のブログ “【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ” にご来訪頂き本当にありがとうございます。
これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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