【記憶を失う前のキャスカ】
蝕でのショックで記憶を失い幼児退行してしまったキャスカの記憶を取り戻すべく、魔女シールケと大富豪ヴァンデミオン家の子女ファルネーゼは、妖精パックの故郷エルフヘルムの女王『花吹雪く王』ダナンによる儀式『夢の回廊』により、キャスカの夢の中の旅に出立します【コミック第39巻『花吹雪く王』参照】。
『夢の回廊』という儀式への参加者としては、術を施される本人と強い絆を持つ者が最適とされており、キャスカが懐いているファルネーゼと、魔術儀式に慣れているシールケが選ばれます。
ガッツが名乗り出たのですが、キャスカが怯えているという理由からガッツの申し出は却下されました【コミック第39巻『花吹雪く王』参照】。
このため、シールケとファルネーゼの二人だけでの旅路になるのでした。
この旅は、対象となる個人の夢に入って深層深くにまで行き着き、そこでヒントとなる記憶の断片を集めることで、本人の失われた記憶や秘められた思いを回復するためのものであるとダナンは言いました。
キャスカが記憶を取り戻して復活した後に一体どんな行動に出るのか非常に興味を引くところです。
インターネットで検索したところ、興味を引く予想があったので整理して、いくつか紹介します。
キャスカの取り得る選択は、大きく分けると2つと考えます。
1つめは、ガッツの前から姿を消すことであり、2つめはガッツと一緒にいることです。
なお、私の偏見と独断で、あり得る場合とあり得ない場合とをそれぞれ○と×とで分けました。
(1)ガッツの前から姿を消す場合
(1-1)ショックで自殺を考える。×
キャスカはベルセルクのヒロインであり、キャスカがいないガッツの旅はあまりにも殺風景であると考えます。
また、キャスカは、蝕を生き延びた強い運命の持ち主ですから、簡単に自殺することはないでしょう。
このような理由からキャスカの自殺説はないと考えます。
(1-2)ガッツが所持するベヘリットが記憶を戻したキャスカの絶望によって引き金になり、蝕が引き起こされて使徒になる。×
使徒化するということは、外見が酷く醜くなります。そんな醜いキャスカを見たいと思う読者はいないだろうと作者の三浦健太郎先生は考えるでしょう。
なのでキャスカの使徒化説はなく、キャスカが使徒になってガッツの側からいなくなるという説もないと思います。
(1-3)自分がいなかったらガッツが復讐をやめるのではないかと考えてガッツの前から姿を消す。×
その場合、キャスカの旅路が新しくストーリーの展開として出てくることになると思うのですが、そうなると、ガッツ一行の旅、リッケルト一行の旅と合わせて、旅をする者達のストーリーが3つになることになります。
3つの旅の展開では、整合性をとるのが作者の三浦健太郎先生としても大変過ぎると思われるからです。
これ以上の休載は控えたいと白泉社側としても思うでしょう。
なので、キャスカがガッツの前からいなくなるという展開はないと考えます。
(1-4)蝕の時、グリフィスにされた事を恥じて、ガッツを避ける。○
あの蝕のときキャスカはガッツに『見ないで』と悲鳴を上げています【コミック第13巻『誕生』参照】。
なので、見栄と尊厳を重んじるキャスカとしてガッツを避けていなくなるという選択枝はあると考えます。
なお、僕の別記事【キャスカ蝕『見ないで!』の本音と幼児退行化を根拠に基き考察する!】があります。結構人気記事なので、宜しかったらご覧頂けると嬉しいです。
(1-5)グリフィスの元に行く。×
これは、キャスカがグリフィスのことを忘れられない、グリフィスの為に戦いたいという思いが、ガッツに対するそれよりも強い場合に起こり得ると考えます。
または、グリフィスの肉体は、キャスカの子供のものでもあるので、情がわくと思います。
そして、グリフィスの元にキャスカがガッツから離れて行ってしまった場合、ガッツとキャスカとが対決する事になったら、漫画的には面白いかもしれないですが、ガッツが可哀相すぎるのでないかと思うので、キャスカがグリフィスの元に行くことはあり得ないとしました。
(1-6)エルフの国でガッツと結婚して幸せになる。×
ベルセルクの本来の意味は狂った戦士です。
なので、物語の初めから終わりまで戦いの連続でなければなりません。
よって、戦いのない幸せな場面というのはないだろうと考えます。
(1-7)失踪し、グリフィスの元へ行き、グリフィスの味方になると見せかけて近付き、隙をうかがい、一人でグリフィスを倒そうとする。×
グリフィスを倒すのがガッツ以外の者である展開は、物語の主人公を無視したと同じだと思われます。よって、これはないと判断します。
(2)ガッツといる場合
(2-1)記憶を失ったままの方がよかったとガッツを責めるものの、ガッツを裏切ってグリフィスのところには行けない。○
グリフィスのところにキャスカが行くとなると、グリフィスとガッツとの間にキャスカが挟まって苦悩することになり、到底それには耐えがたいとキャスカが感じると思うからです。
また、ガッツとの恋仲の状態に戻るわけですし、ガッツから離れることはないでしょう。
(2-2)グリフィスへの復讐を選択したガッツを責めるが、ガッツを裏切ってまでして、グリフィスのところには行かない。×
鷹の団を蝕にてあれだけむごい殺害をしたグリフィスに対する復讐の鬼と化すのはガッツでなくてもあり得ることです。そう考えれば、キャスカが、グリィフィスへの復讐を選択したガッツを責めることはできないのではないでしょうか。よって、ガッツを責めることなくグリフィスのところにも行かないと考えました。
(2-3)ガッツと一緒に戦う事を決意する。○
そうはいっても、グリフィスを目の前にすると気持ちが揺らぐキャスカがいるのではないでしょうか?
グリフィスによって倒されたガッツがいたとした場合、その代わりにキャスカがグリフィスと戦闘するような場面が出てきたら面白いと思うのですが、ストーリー的には、グリフィスを倒すのは、ガッツ以外にはあり得ないと思います。但し、グリフィスを除く新生鷹の団の誰かとキャスカが戦うことで、キャスカがガッツと共にグリィフィスと間接的に戦うという場面はあり得ると考えます。
(2-4)エルフの国エルフヘルムで、グリフィス(復讐)を忘れて、ガッツと一緒に暮らしたいと言う。×
ベルセルクが狂戦士の意味である以上、ガッツの戦いは死ぬまで続くしかないと思います。なので、この物語にハッピーエンドはないといえるのではないでしょうか。よって、キャスカがガッツとエルフヘルムで暮らし続けるということはないと思います。
(2-5)記憶は戻らず、結局ガッツのご一行の仲間の一人としている。×
エルフヘルムに到達するまでのガッツとキャスカの旅路は、キャスカの記憶を復活することに東奔西走してきた物語です。なので、キャスカの記憶が戻らないということを前提にしたストーリー展開はないと考えます。よって、キャスカの記憶が戻らないという物語の展開はないと考えます。
(3)結論
一番ありそうなのは、記憶を失っていたほうが良かったといってガッツを責めるという展開だと思います。
ネット見ると結構この展開の支持者っているんですよね。
髑髏の騎士もキャスカの心を取り戻すに当たって、ガッツに「それが本人の望むこととは限らない」と言っていましたし、矛盾の無い内容になるという気がします。
ですが、読者が容易に想像できるような展開を三浦健太郎先生がするとは思えませんし、今後の展開が楽しみです。
(4)まとめ
いかがでしたか?
今回は、『【ベルセルク】 キャスカが復活したら一体どうなる?』について紹介致しました。
今回の紹介で、キャスカ復活劇についてのある程度の知識を持つことができるのではないかと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
今日も僕のブログ “【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ” にご来訪頂き本当にありがとうございます。
これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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