
【狂戦士の甲胄】
ガッツが狂戦士の甲胄を纏(まと)う前は、天才鍛冶屋ゴドーの作った鎧を身につけていました。強さだけでいえば、両者はそんなに差があるとは思えないのですが、狂戦士の甲胄は、それを身につけたものの本質そのものを変えてしまうのでした。
今回は、この狂戦士の甲胄の強さの秘密について述べてみたいと思います。
それでは本日も張り切って参りましょう。
1.背景
ガッツが纏っている鎧・狂戦士の甲胄は、『髑髏の騎士』と呼ばれていた謎の騎士が過去において着用していたものです。だれがいつ作ったかは一切不明です。
この甲胄は、霊樹の館の主である魔女フローラによって保管されていました。そして、ガッツ一行が、闇の領域『クリフォト』から霊樹の館に移った後、ゾッドと新生鷹の団が館を襲撃したときに、弟子シールケの手を経てフローラからガッツに渡されたものです。
2.強さの秘密
狂戦士の甲胄は、それを纏うものの理性と引き換えに、その者が持つ限界を打ち破ることができるようにするという代物です。
また、狂戦士の甲胄は、鉱精(ドワーフ)によって作られし呪物であり、身に着けた者の憎悪や怨念を激情に変え、それを増幅します。これにより、その時の興奮によって、身に纏う者の激烈な痛みをも麻痺させてしまうのです。
そのため、甲胄を身に付けた者は、外傷の痛みがあれば、それがどんなに酷くても直ぐさま解消されます。そして、使徒をも超越する得体の知れない何か凶暴な奴が、その者の体中に滾(たぎ)ってくる衝動を覚えるのでした。また、その衝動により、超人的な戦闘能力を発揮することが可能です。
3.狂戦士の甲胄の危険性
但し、このように超常的な戦闘能力を発揮する代償として、命の危機と引き換えにするほど、肉体には、尋常ではない負荷が掛かるのでした。
着用者が骨折し、攻撃を受けたことで手足があさっての方向を向いたとしても、鎧の内側から棘が突き出て元に戻し、無理やり骨を固定します。
このため、最悪の場合は、すべての骨を砕き、すべての血が吹き出るほどに出血して死に至る恐れすらあります。
ですがそれでも痛くないのです。
痛みとは己の肉体の破壊を食い止めるための警告です。痛みを失えば人はとてつもない力や俊敏さを発揮します。ですので痛みを忘れさせてしまう狂戦士の甲胄は、肉体の限界を超越させてしまうため、体に負荷があまりに掛かり過ぎて危険なわけです。
そして、狂戦士の甲胄の力を解放すると、ガッツは、まさに血に狂う黒い狼のように精神が変形し、この狼とも言えるような怪物の登場により、ガッツは天下無双の状態になるのでした。

【黒い狼に精神が変化してしまうガッツ】
しかし、意識が鎧に支配されると、近くにあるものは、敵味方の区別なく、斬り伏せてしまうため、ガッツが狂戦士になったからといって仲間が安泰ということではないのです。したがって、狂戦士の甲胄を解放するには非常に危険が伴うのでした。
また、戦闘が終了した後は、身体能力が極端に低下するだけでなく、前髪の一部が白髪になってしまうなど、精神的にも極めて大きなダメージを受けるのでした。
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4.狂戦士の甲胄の力
狂戦士の甲胄を身につけて痛みを感じなくなったガッツは、ドラゴン殺しを超高速で振り回して使徒を散切(ざんぎ)りにします。
また、巨躯を有する巨大な使徒の攻撃を容易に交わすのと併せて、瞬時に反撃に転じるなど、どちらが魔物かわからないほどの戦闘能力を発揮することができます。

【狂戦士の甲胄を纏ったガッツ】
5.狂戦士の甲胄の機能と戦果
また、着用者の体型に合うよう伸縮自在に変化します。さらに、鎧の一部である兜は、ガッツのマントの下に通常隠されています。ですが、鎧が覚醒すると、兜を始め、鎧が勝手にその者の全身を覆うように密着し、強大な力を発揮します。

【狂戦士の甲胄を身に纏いつつあるガッツ】
その力は絶大で、『炎の巨竜』の異名を持つ使徒グルンベルドとの戦いをも生き延びるどころか、反対に相手に深手を負わすほどでした。

【グルンベルトと戦うガッツ】
また、使徒の中には、使徒中の使徒と呼べるほど強敵なガニシュカ大帝のような使徒もおり、その者との戦いは、想像を絶するほどでした。
この強敵ガニシュカ大帝を相手にしたときにガッツが選択したのは、魔物に変化した不死のゾッドとの共働でした。
シールケの助けも借りて、使徒に変化したガニシュカ大帝の幽体(本体)である眉間目掛けてガッツは突込みます。
そして、幾百幾千の亡者どもの怨念で鍛えしドラゴン殺しで、ガニシュカ大帝の眉間を貫いたのです。
その結果、ガニシュカ大帝は、その姿を一旦使徒から人の姿に戻さざるを得ないほどの損傷を負うのでした。

【不死のゾッドに乗ってガニシュカ大帝の眉間目掛けてドラゴン殺しを突き刺したガッツ】
ですが、ガニシュカ大帝と戦ったときのガッツは、狂戦士の甲胄を解放していなかったのです。もしも解放していたら、ガニシュカ大帝の息の根を止めることだってできたのではないかという気がします。
狂戦士の甲胄を解放していなかったのは、不死のゾッドと一緒に戦うためには、自己のコントロールが効かなくなることを未然に防止する意図があったからでしょうか?それとも解放されると、身近なものまで攻撃するようになってしまうので、ガニシュカ大帝との戦闘が終わったときに味方を惨殺することを避けたかったからでしょうか。
いずれにしろ、めちゃめちゃ危ないのがイカスな!っていう感じがしました。
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6.まとめ
いかがでしたか?
今回は、『ベルセルクガッツの鎧(狂戦士の甲胄)がヤバイその強さの秘密は?』について紹介致しました。
今回の紹介で、狂戦士の甲胄の秘密がそこそこご理解頂けたのではないかと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
今日も僕のブログ “【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ” にご来訪頂き本当にありがとうございます。
これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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ベルセルクガッツの鎧(狂戦士の甲胄)がヤバイその強さの秘密は?
2017/11/27 【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ, 解説, 謎
【狂戦士の甲胄】
ガッツが狂戦士の甲胄を纏(まと)う前は、天才鍛冶屋ゴドーの作った鎧を身につけていました。強さだけでいえば、両者はそんなに差があるとは思えないのですが、狂戦士の甲胄は、それを身につけたものの本質そのものを変えてしまうのでした。
今回は、この狂戦士の甲胄の強さの秘密について述べてみたいと思います。
それでは本日も張り切って参りましょう。
目次
1.背景
ガッツが纏っている鎧・狂戦士の甲胄は、『髑髏の騎士』と呼ばれていた謎の騎士が過去において着用していたものです。だれがいつ作ったかは一切不明です。
この甲胄は、霊樹の館の主である魔女フローラによって保管されていました。そして、ガッツ一行が、闇の領域『クリフォト』から霊樹の館に移った後、ゾッドと新生鷹の団が館を襲撃したときに、弟子シールケの手を経てフローラからガッツに渡されたものです。
2.強さの秘密
狂戦士の甲胄は、それを纏うものの理性と引き換えに、その者が持つ限界を打ち破ることができるようにするという代物です。
また、狂戦士の甲胄は、鉱精(ドワーフ)によって作られし呪物であり、身に着けた者の憎悪や怨念を激情に変え、それを増幅します。これにより、その時の興奮によって、身に纏う者の激烈な痛みをも麻痺させてしまうのです。
そのため、甲胄を身に付けた者は、外傷の痛みがあれば、それがどんなに酷くても直ぐさま解消されます。そして、使徒をも超越する得体の知れない何か凶暴な奴が、その者の体中に滾(たぎ)ってくる衝動を覚えるのでした。また、その衝動により、超人的な戦闘能力を発揮することが可能です。
3.狂戦士の甲胄の危険性
但し、このように超常的な戦闘能力を発揮する代償として、命の危機と引き換えにするほど、肉体には、尋常ではない負荷が掛かるのでした。
着用者が骨折し、攻撃を受けたことで手足があさっての方向を向いたとしても、鎧の内側から棘が突き出て元に戻し、無理やり骨を固定します。
このため、最悪の場合は、すべての骨を砕き、すべての血が吹き出るほどに出血して死に至る恐れすらあります。
ですがそれでも痛くないのです。
痛みとは己の肉体の破壊を食い止めるための警告です。痛みを失えば人はとてつもない力や俊敏さを発揮します。ですので痛みを忘れさせてしまう狂戦士の甲胄は、肉体の限界を超越させてしまうため、体に負荷があまりに掛かり過ぎて危険なわけです。
そして、狂戦士の甲胄の力を解放すると、ガッツは、まさに血に狂う黒い狼のように精神が変形し、この狼とも言えるような怪物の登場により、ガッツは天下無双の状態になるのでした。
【黒い狼に精神が変化してしまうガッツ】
しかし、意識が鎧に支配されると、近くにあるものは、敵味方の区別なく、斬り伏せてしまうため、ガッツが狂戦士になったからといって仲間が安泰ということではないのです。したがって、狂戦士の甲胄を解放するには非常に危険が伴うのでした。
また、戦闘が終了した後は、身体能力が極端に低下するだけでなく、前髪の一部が白髪になってしまうなど、精神的にも極めて大きなダメージを受けるのでした。
4.狂戦士の甲胄の力
狂戦士の甲胄を身につけて痛みを感じなくなったガッツは、ドラゴン殺しを超高速で振り回して使徒を散切(ざんぎ)りにします。
また、巨躯を有する巨大な使徒の攻撃を容易に交わすのと併せて、瞬時に反撃に転じるなど、どちらが魔物かわからないほどの戦闘能力を発揮することができます。
【狂戦士の甲胄を纏ったガッツ】
5.狂戦士の甲胄の機能と戦果
また、着用者の体型に合うよう伸縮自在に変化します。さらに、鎧の一部である兜は、ガッツのマントの下に通常隠されています。ですが、鎧が覚醒すると、兜を始め、鎧が勝手にその者の全身を覆うように密着し、強大な力を発揮します。
【狂戦士の甲胄を身に纏いつつあるガッツ】
その力は絶大で、『炎の巨竜』の異名を持つ使徒グルンベルドとの戦いをも生き延びるどころか、反対に相手に深手を負わすほどでした。
【グルンベルトと戦うガッツ】
また、使徒の中には、使徒中の使徒と呼べるほど強敵なガニシュカ大帝のような使徒もおり、その者との戦いは、想像を絶するほどでした。
この強敵ガニシュカ大帝を相手にしたときにガッツが選択したのは、魔物に変化した不死のゾッドとの共働でした。
シールケの助けも借りて、使徒に変化したガニシュカ大帝の幽体(本体)である眉間目掛けてガッツは突込みます。
そして、幾百幾千の亡者どもの怨念で鍛えしドラゴン殺しで、ガニシュカ大帝の眉間を貫いたのです。
その結果、ガニシュカ大帝は、その姿を一旦使徒から人の姿に戻さざるを得ないほどの損傷を負うのでした。
【不死のゾッドに乗ってガニシュカ大帝の眉間目掛けてドラゴン殺しを突き刺したガッツ】
ですが、ガニシュカ大帝と戦ったときのガッツは、狂戦士の甲胄を解放していなかったのです。もしも解放していたら、ガニシュカ大帝の息の根を止めることだってできたのではないかという気がします。
狂戦士の甲胄を解放していなかったのは、不死のゾッドと一緒に戦うためには、自己のコントロールが効かなくなることを未然に防止する意図があったからでしょうか?それとも解放されると、身近なものまで攻撃するようになってしまうので、ガニシュカ大帝との戦闘が終わったときに味方を惨殺することを避けたかったからでしょうか。
いずれにしろ、めちゃめちゃ危ないのがイカスな!っていう感じがしました。
6.まとめ
いかがでしたか?
今回は、『ベルセルクガッツの鎧(狂戦士の甲胄)がヤバイその強さの秘密は?』について紹介致しました。
今回の紹介で、狂戦士の甲胄の秘密がそこそこご理解頂けたのではないかと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
今日も僕のブログ “【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ” にご来訪頂き本当にありがとうございます。
これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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