ついに新生グリフィスの転生の時、すなわち千年に一度の割合で起こる模蝕の時がやって来ました。
模蝕とは、 降魔の儀であるとともに216年に1度日蝕と同時に始まる新たなゴッドハンドの誕生を祝う絶望の祭典である蝕のうち、千年に1度に起こる、選ばれしゴッドハンドの1人が受肉することをいいます。
受肉とは、辞書を引くと、『神が人の形をとって現れること。キリスト教では、神の子キリストがイエスという人間性をとって、この地上に生まれたこと。』となっています。
なお、模蝕、蝕、降魔の儀などベルセルクを理解する上で重要な言葉については、僕の別記事『ベルセルクのベヘリット・ゴッドハンド・降魔の儀・蝕・使徒・生贄の烙印とは?』に詳しく説明してありますので、よろしければそちらもご覧頂けると嬉しいです。
それでは本日も張り切って参りましょう。
目次
1.テレビアニメ ベルセルク終了
この模蝕のときが、TVアニメベルセルクの終了するときでもあるというのは、非常に残念です。
本日2016年9月16日23:30WOWOWにて放送される第12話をもって、テレビ新アニメ、ベルセルクは最終回、終了します。なお来週まで民放では放映されます。
2.ベルセルクが12話で終了することは予想できていた
ベルセルクが本日をもって最終回ということはある程度予想していました。
何故かというと、ウィキペディアでアニメイズムを調べると、ベルセルクの放送回数が全12話(予定)までという記載があったからです。
但し、カッコ書きがあり、(予定)とあったので、もしかしたら第13話もあるのかなと淡い期待をもっていましたが、予定通りの終結となりました。
また、それ以外にも、ベルセルクの公式サイトのトップページに描かれているキャストが、断罪編コミック第16巻から第21巻までに出てくる登場人物だけであり、これまでコミック掲載話の4節~7節の間で一話分が構成されていることを考慮すると、コミックスの残りの節は、コミック第21巻の闇の津波②から決意と旅立ちまでの6節だけです。
ですので、この12話でもって終了する可能性が高いと思っていました。
さらに断罪編の最後の節コミック第21巻『決意と旅立ち』の節には、グリフィスが、ゾッドに乗って遠方へ飛行していく姿が描かれております。
コミック第22巻以降で始まる次の『千年帝国の鷹篇』に、次回以降はお楽しみとすることで、次のTV放映に視聴者の期待を持たせることができ、制作者側にとっては、一番よい終わり方だと思っていましたが、その通りの展開です。
3.予想外の内容
予想外だったのは、コミック24巻で初めて登場する魔女シールケが、本話においてグリフィスが模蝕するときのナレーションとして登場したことです。
次篇『千年帝国の鷹』は、第22巻から第35巻までの一大巨篇であり、『聖魔戦記の章』と『鷹都(ファルコニア)の章』の2章からなります。
そして、『聖魔戦記の章』は、第27巻までの59節からなり、『鷹都の章』は、72節からなります。したがって、両方合わせますと、『千年帝国の鷹』篇は、131節にもなる膨大な篇になります。
今回の『断罪篇』では、『ロスト・チルドレン』の章は、総て割愛されました。
それでも今回のテレビアニメ『断罪篇』を節で換算すると58節分にも相当します。
ですので、131節もある次篇を1クール内で納めることは物理的に無理でしょう。
できたとしても相当の節を削除しなくてはならず、今回のアニメでロスト・チルドレンの章が全節割愛されたことで、掲示板などでブーイングが出ましたが、それ以上に叩かれることは間違いないと思います。
4.ベルセルク制作者の苦労
このため、次篇担当の脚本家担当者は、相当辛い思いをすることになるだろうと思います。なお、今回のテレビアニメでシールケを出したということで、次回の脚本・シリーズ構成担当も深見真さんが続投することは間違いないでしょう。
なお、僕の別記事『 ベルセルク特番プロジェクト”B” の道に込めたスタッフの熱き想いとは!? 』にベルセルク制作者の苦労話が詳しく説明してあります。よろしければそちらもご覧頂けると嬉しいです。
問題はどこを削って、どこを分割し、どことくっつけるかということだと思います。
また、『千年帝国の鷹編』は、既述のように2章からなります。ですので、来春放送されるベルセルクは、『千年帝国の鷹編』の1章分かもしれません。
しかしながら、それでも今回の『断罪篇』と同様に1クールで放送するのであれば、やはり1章のうちのどこかの節は削除せざるをえないと思います。
5.最終回の脚光部分
さて、今回最終回(12話)を迎えたベルセルクの感想ですが、メインはやっぱりガッツの名セリフが脚光を浴びるのではないでしょうか?
ファルネーゼが恐怖のあまり、手を合わせて神にお祈りする場面があります。そのときにガッツがファルネーゼに対して言った
『祈るな!!祈れば手が塞がる!!てめェが握ってるそれは何だ!?』
は、恐怖でおののいているファルネーゼだけでなく、視聴者にも戦う勇気を与えてくれた言葉だと思いました。
そして、最終回の場面で注目すべきは、誰もが何かに縋(すが)り付きたくなるような絶望の直中(ただなか)にいながら、当然の様に生き抜くことを口にできるガッツを力強く感じたファルネーゼが、ガッツに惹かれるきっかけとなる場面でした。
6.ガッツたちに比べて、呆れてものがいえない石原前都知事
このような絶念状態のなかで自分を見失うことなく、前に進めることができる人を僕はあまり知りません。
みな自分を庇うばかりが世の常と感じながら、最近話題になっている築地市場移転にあたってのニュースを思い出しました。
2008年当時、都知事だった石原慎太郎氏が、豊洲新市場の「地下にコンクリートの箱を埋める」案について発言したことをめぐり、石原氏と当時の市場長比留間英人氏の意見が真っ向から対立しています。
そして、互いに責任のなすりつけ合いをしているのをニュースで見ました。
呆れて唖然とした人も多いのではないでしょうか。
石原氏は、近著『天才』で田中角栄の生き様について語っています。
田中角栄さんが、もし今回の石原氏の立場だとしたら何といったでしょうか?
少なくともその場で自分は被害者的表現は口にしなかったのではないでしょうか?
石原氏は、東京都のトップやっていたわけです。
都の役人といえば、家族でいったら自分の子供でしょう。
石原氏の本当の子供が、今回の市場長であったら、彼は何といったんでしょうかね。
やっぱり自分の息子でも息子の一方的な責任と言い放ったんでしょうか?
親子兄弟の確執についてはロッテ事件もありましたし、石原ファミリーでもないとは言えないかもしれません。
また、石原氏は、BSフジ『プライムニュース』に出演し、自分は騙された、めくら判を押されたというだけでなく、してもいない仕事をしたことにして出した予算のお金は、どこ行ったんだ?というような発言までしています。
このことについて、フジテレビの『直撃LIVE グッディ!』が石原氏の責任に言及しました。けれど、他のワイドショウなどの報道番組では、完全にネグっていました。
なので、マスコミにも僕は呆れてものがいえませんでした。本当は家内と夕食のときにさんざん言いましたけど。
仮に、石原氏が、魔物と戦っているガッツ達の一員だとしたら、小便ちびって頭を抱え、震え上がっていたに違いないと思います。
7.こんなけったいな奴の話はもう終了
ベルセルクアニメの終了の話に戻します。
ベルセルクはアニメ終了します。ですが、ベルセルクは、雑誌ヤングアニマルで掲載されたり、Webラジオ『ベルセルクアワー「狭間のラジオ」』のタイトルで、2016年7月21日よりdアニメストアにて、パーソナリティがファルネーゼ役の日笠陽子と、キャスカ役の行成とあとによって配信されたり、さらには、ゲーム”ベルセルク無双”が10月には発売されたりする予定です。ですので、急激なベルセルク人気の下降は無いものと思われます。
今回でベルセルクテレビアニメがとりあえず区切りのよいところですので終了します。何度も言いますけれど、本当に残念です。その反面、次の千年帝国の鷹が待ち遠しいという気持ちもあります。
8.驚きの予告
その『千年帝国の鷹篇』が、実は、来年春に始まるということが、WOWOWにおける今回の予告という形で放送されました。
これには驚きというか嬉しかったですね。
『次篇の『千年帝国の鷹』が始まるのは、あと何年先だろう?ストーリーを忘れない程度にできるだけ早く初めて欲しい。』というのが、ベルセルクファンの共通した望みではないかと思っていました。
ですので、この予告は、本当に青天の霹靂でした。
9.まとめ
三浦建太郎先生の持病が悪化して体調を崩して休載にならないことを願っていました。
僕は三浦先生と同年代ですので、死ぬまでにベルセルクが終結することを願う次第です。
さらにいえば、ベルセルクが終わる前に僕の方が終わってしまうことも考えられます。
ですので、是非とも三浦先生と白泉社さんには頑張って欲しいと思っておりました。
なので、来春『千年帝国の鷹』篇が放送されるというビッグニュースには本当にたまげましたね。
今日も僕のブログ”【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ”にご来訪頂きありがとうございました。
これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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