グリフィスのことをまるで予言者か何かのように崇拝しているキュートで美しいキャスカに対し、恋愛感情を全く感じさせないグリフィスの存在をあなたは不思議だと感じたことはないでしょうか。
そのようなグリフィスのことをホモだからという理由で片付けてしまうサイトが多いように感じるのですがそのように感じるのは私だけでしょうか?
今回は、そんなグリフィスのホモ説を根拠に基づいて検証してみようというものです。
それでは本日も張り切って参りましょう。
1.序文
普通に10代20代の男性であれば、女性とセックスしたいと思うのが普通です。
鷹の団に女性はキャスカ一人でした。しかも彼女は美しくてスタイルもよく頭も良く切れる。
鷹の団の団員たちの多くは傭兵であり、札付きの悪も多数いたと思われます。なので、キャスカとしたいと思う鷹の団の団員が多数いても何ら不可思議ではありません。
それなのにキャスカが鷹の団の団員の誰とも関係を持たなかったのは、彼女の剣技がグリフィスに次いで二番目に優れていたからであり、だれも自分の命を引き換えてまでキャスカとしたいと思う者がいなかったということだったのではなかったかと思います。
そんな中、団員の中でグリフィスだけは、何の労もなくキャスカと関係を持てる立場にいました。グリフィスは、キャスカの命の恩人ともいえ、キャスカから尊敬されるだけでなく好意を持たれていたからです。
しかし、キャスカは、グリフィスにとって女でも剣にさえもなれない存在でした。このことはキャスカ自らがそう述べていることから明らかでしょう(ベルセルク第9巻『告白』参照)。
キャスカにそこまで想われていながら、グリフィスがキャスカに恋愛感情を抱いたり、女として見ていなかったりしたのは、どうしてだろうと考えるのが普通だと思います。
すると導かれる答えは、グリフィスがホモセクシャルではないかということになると思うのですが、以下にその根拠を示します。
なお、「ホモセクシュアル」は、同性愛者全体を指す場合であり、男性同性愛者を指す場合は「ゲイ」、男性同性愛者に対して差別的な意味合いで指す場合は「ホモ」ということになります。
2.ホモと思われる根拠1
コミック第4巻『黄金時代(5)』でガッツがグリフィスと戦ったときのことを回想して、ガッツがグリフィスに対して、ガッツの心臓を外した理由を『あんたならできたはずだぜ なぜ俺を殺さなかった?』と問うと、グリフィスは、『おまえが欲しいと思ったからさガッツ』といっています。そしてその返事に対してガッツがグリフィスに『おまえホモか?』といったのにグリフィスは否定も肯定もしていません。冷や汗をかいた画像があるだけです。
【ガッツにホモか?といわれて返事に窮するグリフィスの画像】
3.ホモと思われる根拠2
また、ガッツがグリフィスとの戦いに敗れた後、男を温めるのは女の役目だといって、グリフィスがキャスカに二日二晩ガッツに添い寝するよう命じます(コミック第4巻『黄金時代(5)参照』)。
グリフィスが、キャスカを女としてみていたら、ましてやキャスカに恋愛感情を持っていたら、こうはできないでしょう。
4.ホモと思われる根拠3
ガッツが不死のゾッドと初めて戦ったとき、ガッツの助太刀をグリフィスがして二人でゾッドと死闘を演じた場面があります(コミック第5巻『不死のゾッド(1)~(4)参照』)。
その戦いの後、ガッツがグリフィスに『手ゴマ一つのために命を落としかけるとは冷静沈着なおまえさんとしては冴えない話だぜ なぜだ?』と問うたのに対し、グリフィスは『理由なんてないさ何も・・・必要か・・・?理由が・・・ ・・・オレがおまえのためにからだをはることにいちいち理由が・・・必要なのか・・・・・?』とのべています。
4-1.男同士の友情
これは男同士の友情ということも考えられるので、必ずしもグリフィスがホモであるかというとその根拠には乏しい気がします。
けれど、親友と恋人のどちらを取るかという究極の選択がせまられたときのことを考慮するとどうでしょう?
あなたならどんな反応を示すでしょうか。
相手に好意を持つとき、友情のみ、恋愛感情のみ、友情+恋愛感情、の3パターンが存在すると思います。
友情には、相手の人格というか底辺に尊敬の念があると思うのです。そして、その感情が共感になって、一緒にいて楽しいという感情が持ち上がってきて仲よくなるパターンが多いのではないかという気がします。
話していて楽しいし、一緒にいてためになる、力づけられる、そんな複合的な気持ちが相乗効果を生んであいつのこと好きだという気持ちになると思うんです。
4-2.恋愛
これに対して恋愛は、人間性なんかすっ飛ばして、とにかく理由もなく好きになる、つまり恋に落ちてしまうのではないかと思うのですが如何でしょうか。
言葉が通じなくたって、相手のことを何も知らなくたって恋はできると思うのです。つまり恋愛と友情とでは次元が違うという気がします。
つまり頭で納得して成り立つことが可能な感情が友情であるけれど、恋愛は、本能に属するって感じでしょうか。
実際、恋に落ちたとき人間の脳みそには、普段は出ない恋愛ホルモンが出るそうです。
この恋愛ホルモンは、相手の欠点が見えなくするフィルターとして機能するんだそうです。
なので、好きな人のことは何だって好きになってしまうわけ。
ですので、そこには必ずしも人間性への尊敬や共感は必要ないんです。
このときのグリフィスのガッツに対する感情が『恋は盲目』という状況になかったか?と私は思うのです。そうでなれば、手ゴマのために自らの命を投げ打ったりしないと考えるからです。
僕のかいた記事の一つに『ベルセルク謎グリフィスのシャルロットに対する愚行を考察する!』というのがあるのですが、それを読んでくださった読者の方から次のようなコメントをいただきました。
『読み返してみると、グリフィスが女性を女性として意識している描写は一切ないんですよ。どんなに信頼してた親友と別れたとしても、狙ってた一国のプリンセスを落としたんなら、男として一瞬でも癒されたり、自信取り戻してもおかしくなさそうなものです。行為の直後ですら、絶望してるおかしさ。ガッツにお前ホモか?と聞かれても、否定してはいないんですよねー。グリフィスにとって女性は道具であり、唯一ガッツだけが夢を忘れさせるほど心動かされる存在だったというのを踏まえると、ホモだったんだろうというのが、私の見解です。』
というコメントを頂いたのですが、まさしくその通りではないかと思いました。
5.ホモと思われる根拠4
計算ずくであったといえ、血反吐(ちへど)が出るほどに嫌いなゲノン閣下との密会があったことが根拠4です(ベルセルク第7巻『キャスカ(3)』参照)。
いくら金のため、多くの部下を守るためとはいえ、そして利害が一致したといっても、汚らわしいと思う相手とすることなど普通はできないと思います。
これができるのは、多少なりともホモっけがあったからだと思うのですがいかがでしょうか。
6.ホモと思われる根拠5
ミッドランド国のシャルロット姫との性交渉をしたときのグリフィスのあの顔をあなたはどう感じたでしょうか。
一国の王姫との交渉ができたというのであれば、多少なりとも行為の後では満足な顔になると思うのですが、グリフィスは涙すら浮かべておりました。これより女性との性交渉にグリフィスは満足できる体質ではなかったと考えます。
なので、ホモかなぁと思った次第です。
【シャルロットとの性行為の後のグリフィスの何ともやるせない顔】
7.ホモと思われる根拠6
蝕においてグリフィスがキャスカとしている最中であってもグリフィスことフェムトは、ガッツに視線を移し、少しもキャスカとの行為を楽しんではいません。
むしろキャスカとの行為をしているという事実をガッツに見せ付けることに専心しているようにさえ思われます。
女性との性交渉の最中にこれほどまでに冷静でいられるのは、ホモであるとしかいいようがないと思うのですがあなたはどう感じられましたでしょうか。
8.まとめ
いかがでしたか?
今回は『グリフィスのホモ説を徹底考察してみた』についてご紹介しました。
これで、なぜグリフィスがホモだといわれているのか、その根拠が明らかになったので、あなたもすっきりしたのではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
今日も僕のブログ”【そあかん】ベルセルク漫画アニメ映画まとめブログ”にご来訪頂きありがとうございました。
これからも頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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