【ベルセルク】第24巻ネタバレ感想！あらすじや伏線を分かりやすく解説

【第24巻の表紙画像】

1.これまでのあらすじ
2.ベルセルク第24巻ネタバレ感想！あらすじや伏線
3.まとめ

1.これまでのあらすじ

己の夢である“自らの国を手に入れる”ことをガッツに宣言したグリフィスの傍らには、神託により導かれし使徒が多様に集まっていました。

そして世界は、辺境の地より生じた亀裂からほころび始めます。その手始めとして、グリフィスは、ミッドランド王国を蹂躙するクシャーン軍を使徒とともに圧倒するのでした。

一方、魔物の手が及ばない安全な地であるゴドーの鉱洞が破壊され、ガッツとキャスカがそこにとどまることはできなくなった以上、ガッツは、烙印を刻まれし者同士の旅の危険性について承知しながらも、妖精パックのふる里であるエルフヘルムに向けた新たな旅立ちを始めるのでした。

しかし、ガッツは、キャスカと同行することの矛盾を感じるようになってしまいます。そして、ある夜の魔物たちとの戦いで、ガッツは、キャスカに無体な行動を取ってしまい、キャスカとの間におおきな亀裂を生じ、後悔するのでした。

ガッツは、キャスカを守ることにぎりぎりでした。このため、不信と敵意の目をガッツに向けるキャスカに対して、優しく接するゆとりが消えていくのを感じるのでした。

キャスカとの関係がこのように壊れかけた時、ガッツたちは、偶然にもイシドロ、ファルネーゼ及びセルピコに再会し同行を求められ、ガッツは同行に同意します。

しかし、新たな仲間を加えて旅を続けるガッツたちの前に戦鬼（トロール）の出現を告げられるのでした。

2.ベルセルク第24巻ネタバレ感想！あらすじや伏線

イシドロ、ファルネーゼ及びセルピコの新しい道連れたちとともに、ガッツは、キャスカを伴って妖精パックのふる里であるエルフヘルムへ向かいます。そして、旅の途中で、ガッツたちは森の魔女フローラとその弟子シールケに出会います。

聡明なフローラーは、自身が魔女であることで経験上知り得た現世と幽界・魔物・魔道のことをガッツたちに伝えます。

また魔女フローラは、獣鬼であるトロールたちの振る舞いにより窮地に陥っているイーノック村を救出すべく、村人モーガンの救済要請に愛弟子シールケをあたらせることにしました。そして、ガッツたち一行にシールケを加えることを願い出ます。

【シールケの画像】

その申し出に一度は断ったガッツでした。けれど、烙印の能力の勢いを弱める護符を提供するというフローラの提案にのることを条件にガッツ一行にまた一人仲間が加わったのです。

トロールは、神話や伝承として語り継がれている伝説上の存在であり、巨大な鼻が特長の魔物です。棍棒などの武器を使って家畜だけでなく人をも襲い、人肉さえも食らう獰猛な生物です。集団で人家を襲い食料だけでなく女も奪います。イーノック村では、このトロールによって壊滅的ともいえるほどの被害を被っていたのです。

【トロールの画像】

ガッツ一行には、ガッツ以外の者にフローラから魔法の武具を授かります。セルピコには風の元素霊の加護を授かし呪物であるフードと、大鷲の羽の刃及び宿り木の柄からなるシルフェの剣とが授けられます。また、イシドロには燃えたぎる溶岩を魔術で刃としたサルマンデルの短剣が与えられました。そして、ファルネーゼとキャスカには、銀から成る強い魔除けの鎖帷子（くさりかたびら）と銀のナイフが、それぞれ与えられました。

使いこなすのに多少の経験を必要としますが、トロールと対峙するのにいずれも有効なものでした。ガッツにも授けられようとした武具もありましたが、ガッツは自分にはドラゴン殺しがあるからいいと辞退します。ドラゴン殺しによってこれまで無数の魔物が退治されていたのでドラゴン殺しに魔力が宿っていたのをガッツは肌で感じていたのかもしれません。

このように皆が魔術や魔力に関連した武具をもつことで、ガッツ一行は、勇んでイーノック村に向かうことができるようになり、トロールとの一戦が始まったのです。